中山道「歴史の道」 与川道(根の上峠から南木曽駅) Part2 | ブラなぎそ

中山道「歴史の道」 与川道(根の上峠から南木曽駅) Part2

【投稿者:河童】


前回、根の上峠から松原御小休所まで紹介しましたので、

今回は松原御小休所から、MAP内には書いてありませんが、

与川地区と、上の原地区の境「正善沢(しょうぜんさわ)」まで

紹介したいと思います。


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松原御小休所から正善沢までは、与川地区(旧与川村)の真ん中を突っ切って行きます。

稲が色づいてきた田んぼを眺める機会が多くなります。
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晴れていて、青空と田んぼの稲穂の黄色がとても気持ち良かったです。


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文化財担当のU氏が、何を指さしているのかというと、

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道脇がイノシシに掘り返されていました。

松原御小休所から歩くこと20分ほど、

「小川野平」というという場所に出ます↓
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ここは、旧与川村では一番平らの多い場所であり、

江戸時代に、与川村の庄屋様が居たのもここ「小川野平」です。

与川村の庄屋様は島崎氏で、現在は子孫はいませんが、

馬籠の島崎藤村の家系と同族であったらしいです。



少し進むと途中、小さな沢を渡ります。

そこには、取水口があり、珍しく金属製の橋がかかっています。
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↑この二人は何を見ているのかというと、

↓取水口手前で溜まっている水に魚が泳いでいるのですが、
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どんなに説明しても、「滝ガール」には分からなかったようで、

「落ち葉か魚か分かりません」と言ってました。まだまだですね。

(注意:写真では全くわかりません。)



道はまた山の中を通ります。↓
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桃の木坂↓
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名前から推測すると、昔は桃の木があったと思うのですが、

今は全くありません。

桃の木坂を越えると、与川地区(旧与川村)と上の原地区(旧三留野村上の原)との境、

正善沢までもう少しです。

松原御小休所から歩くこと約1時間、

正善沢に到着です。
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正善沢はなんということはない、小さな沢ですが、

上の説明書きにもあるように、昔は山野の草木を畑の肥料とするため、

こんな場所でも領地をめぐって争いがあったようです。

なんだか不思議な気がします。


というわけで、次回Part3で、

中山道「歴史の道」 与川道(根の上峠から南木曽駅)は最終回となります。

お楽しみに。

って誰も楽しみにしてなかったらどうしよう。