先日、小学校のPTA総会で

その学校が昨年度非常に荒れていて

保護者の強い批難が原因で退職に追い込まれた先生がいたことなど

かなりハードな内容のお話が教育委員会からありました。

複数の先生が辞めたいと申し出て

何とか引き留めていたことや

職員紹介では教頭先生以外は

ほぼその小学校に赴任して1年目の先生ばかりで

「これは大変な学校に通わせてしまったなぁ……」と唖然としました。

もちろん公にはできない問題も山積みで

PTA総会で保護者に伝えられたのは

氷山の一角なのだとは思います。


子どもたちも

先生たちも苦しんでいる小学校。


そのような現場の苦しみや悲しみは

まるで他人事のように

真面目に対応しない教育委員会。


先生が足らない為

障がいで多動や他害が激しい子どもに

パートを休んで毎日付き添い登校する

母親である私。


支援員さんと先生を募集しているものの、

学校の評判が悪いのもあって

なかなか人が来てくれない状況なのだそうです。

そうならない為に

問題を改善したり

予算を組んで支援員さんを増やすなど

やろうと思えばできることは

沢山あるはずなのに

できていない現状への怒りと悲しみで

4月は気が付くと涙が溢れている日ばかりでした。


障がい者はみんなと一緒に勉強も運動もできず

何の役にも立たないのだから 

わざわざプロの教育者を付ける必要などない、

障がい児を産んだ母親であるお前に働く資格などないのだから

小学校に付き添って無償で子どもの面倒をみろ、

と言われているようで学校へ行くのが辛く

親の私が不登校になりそうです。


この町全体から私や子どもの人生を搾取されているようでとても悲しいです。

障がい者は、教育を受ける機会を得てはいけないのでしょうか。

保護者から離れて、社会の一員として沢山の人と関わることは許されないのでしょいか。

障がい児の母親は、働く権利も自由もなく

子どものために生きるしか選択肢はないのでしょうか。


障がいのある子どもと一緒にいると

奇妙な生き物に遭遇したときのように

嫌悪感の溢れる目で

突き刺すように見られる光景が日常的に繰り返されます。


人がたくさんいる場所で

子どもが暴れたり、泣き叫んだり

大声を出したとき

その視線が矢になって

私の心はボロボロになります。


学校の先生から

「ゴールデンウィークはお出かけしますか?」

と聞かれて、

とても残酷な質問だな……と感じました。

多動が激しく近所のスーパーで子どもと買い物することさえ難しいのです。

まして人で溢れる大型連休のお出かけなど

夢のまた夢なのですから。

知らないということは

幸せなことです。

しかし無知は恥です。

この辛さは、知らない方がいい事なのかもしれません。

学校の先生たちとこじれたくないので

ただ下を向いて笑うことしかできません。

そして学校で無理をして笑っていた分

帰宅して台所の椅子に座ると

ポタポタと涙が落ちてきます。


私も人間になりたい。

障がいのある子どもも

人間としてみてほしい。


障がいのある子を愛してほしいと

贅沢は言いません。

ただどのような障がいを抱えていても

同じ人間なのだと

そう思っているのは

私だけなのでしょうか。