先日は暑い中、Yさんと共通の友人Tさん宅へ鉢植えの植物を受け取りに行きました。
椿、風蘭、万年青、松、柿、などなどの鉢植えが100鉢以上は育てられていました。
友人のTさんは検査の為に暫く入院することとなったのです。
奥さんも体調が優れず、とても鉢物の世話ができないので、枯らすのは可哀そうだし、要るものがあれば持ち帰ってくれ、とのことだったのでした。
実は数日前から、本人からわたしへ何度か電話が掛かりお願いされていたのですが、わたしも体調が良いとも言えない状態ですから、丁重に、ちょっと無理な状態だからと、お断りしていたのですが、今度はYさんから遠回しに誘いがありました。
それもわたしの目の前に座ったYさんへ、Tさんから電話が掛かり、わたしに来てくれないかと聞いてくれ、と何度も頼んでいる様子なのです。
Yさんは、ああ聞いておくわ聞いておくわと何度も答えていますが、わたしは話の内容がほとんど解っていますので、苦笑しながら、またお断りしなくては・・・、と思っていました。
暑い最中でもあり、テレビでは不要不急の外出は控えてください、と言われている最中に、軽いものから重たい物まで、何度も何度も鉢置き場へ往復して車に積み込み、往復1時間ほどの距離を持ち帰るのは無理なことだと思っていたのです。
そしてまた、要るものが有れば・・・との言葉にも、そうもいかないとの思いもありました。
要るものが有ればそれだけを持ち帰り、他の多くの鉢植えを放置して帰ることなどできるのか・・・、そこはやはり要らない物でも片付けてあげないと虫が良過ぎるのでは・・・、との考えも浮かんで来ていました。
それで、今回の話は自分なりに無理だなぁ・・・と結論付けていたのですが、行くことに成ってしまいました。
それは翌日の朝のYさんからの電話で決まりました。
Yさんは、自分が重たい物は皆持つから、わたしの要る物だけを持ち帰れば良いから、一緒にわたしの店の貨物で運ぼう、と言うのです。
そこまでTさんの気持ちを酌んで、鉢物を預かってあげたいとのYさんの気持ちに逆らえなくなったのでした。
Yさんの場合はわたしと違い、預かって水遣りしてあげて、Tさんが帰還したらまたお返しするつもりなのです。
Yさんはわたしより二歳も年上で82歳なのに、わたしの体調を知った上でそのように言われると、これはもうお断りできなくなってしまいました。
二人で炎天下に何度も往復して鉢植えを車に運び、積載仕事は慣れていますからビッシリと隙間なく積み込みました。
そして帰りは先にYさん家に寄り大物を下ろして、わたしの所へ残りを下ろしました。
次の日から持ち帰った鉢植えは、ぼつぼつと掃除したりして、整理しています。
今から考えますと、体調も悪くはならず、まぁYさんの言う事を聞いていて良かったな、と思いますが、それにしてもYさんの体調が気に成るのでした。
時々心拍が早く成るなどと言いながらも、Tさん宅にはその後二回も出かけて鉢植えを運んであげたそうですから。
そんなことで、結局わたしとしては、Yさんのお陰で虫の良い話のようになってしまったのでした。
Yさん後で疲れが出て来なければ良いがと思っていましたら、その翌日、その後体調は大丈夫だった?と言ってわたしを訪ねて来てくれました。
わたしは過去に何度もお客さんや知人の鉢植えを頼まれて運びましたが、もうぼつぼつそれも最終章となりそうです。
例えYさんと自分が植物を育てられなくなっても、もう周りには誰も運んでくれる人は無さそうです。
蘭だけは以前からの約束で、若手の業者が来てくれることになっていますが・・・。
デンドロビュームです。 花が長く咲いています。
