最近はずっと藤沢周平さんの本を続けて読んでいましたが(「暁のひかり」「無用の隠密」「花のあと」「龍を見た男」「隠し剣孤影抄」「日暮れ竹河岸」「隠し剣 秋風抄」)すべて再読ながら、素晴らしい作品ばかりでした。

 

そんななか、地方新聞を読んでいましたら、新刊書案内の中にふと目に留まる本がありました。

 

増田俊也著「警察官の心臓」という本なのですが、解説に「捜査会議などにリアル感を感じられる・・・」と言ったような文言が有りましたので、どうだかなぁ面白いかなぁ・・と食指が動き、図書館へリクエストしてみることにしたのです。

 

その後幾日もせずに、図書館から本が入ったとの連絡がありましたので、また新刊を購入してくれて有難いけど…、などと思いながら出かけました。

 

そして図書館内で大部屋の棚の角を曲がった時でした。

 

丁度角に、本一冊用のイーゼルが置かれていますが、載っている本の表紙を見ると大きく「暴力」と簡潔に題名が書かれています。

 

そして題字の上に 14才から考えたい とやや小さな字で補足的に書かれています。

 

「えっ、これは自分の為にここにわざわざ置かれた本なのでは・・・」と、早速手に取って「警察官の心臓」と共に借りることとしたのです。

 

わたしが子供の頃から、人間の暴力行為に対して、その起源や原因を探り続けてきていることは、此処にも既に書いている通りです。

 

そもそもそのような事に関心を抱き始めたのが、12-13歳の頃からですから、正に14歳ころから現在に至るまで考え続けてきたわけで、この本の題名そのもののようなものなのですね。

 

まずは「警察官の心臓」から読み始めました。  しかし10ページ程読んで、これはわたしには合わないな・・、となりました。

 

どこが?という事もないのですが、敢えて言えば 文章全般の雰囲気が緩い のですね。 緩く感じてしまうのです。

 

警察物では以前読んだ本 ,原雄一著「宿命」警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年 などから感じる緊張感のようなものが感じられません。

 

それで次にはいよいよ「暴力」の方を読んでみました。

 

しかしこの本は最後まで読み終えたものの、またしてもわたしの求める内容ではありませんでした。

 

この本は世界中の歴史を辿った、暴力の形態や、人間が暴力実行に至る諸々の原因、などが語られていて、それはそれで新しく知る部分も有ったのですが、ほとんどが過去にどこかで読んでいた内容ばかりのようでした。

 

それでまた次には、藤沢周平さんの本へと戻りました。

 

そして今度は、図書館で本を返し藤沢周平さんの本を借りて帰る途中、前面の棚に在る本達が目に飛び込んできたのですが、近づいてみるとそれは、松本清張シリーズだったのです。

 

ちょいと手に取って見た一冊は、時代物でした。 字の大きさも良さそうです。

 

「うん、これは何時の日にか、藤沢周平さんの本を読み終えた後は、こちらかな~」などと思いつつ図書館をあとにしたのでした。