いろいろと忙しくしていましたら、いつの間にか10月も1週間が過ぎました。

 

映画も本も相変わらず見ていまして、音楽も聴いているのですが、本がちょいと面白いばかりで、映画の方は然してそれほどではありません。

 

しかし音楽の方では、先日図書館で借りた「ラテン音楽」CDの中の二曲に、特別懐かしいものがありました。

 

一つはペレスプラードの「セレソ・ローサ」です。

 

この曲は時たま運転中にラジオで聞くことがありますが、もうここ何年間は聴いていませんでした。

 

CDの第一曲目にこの曲が出て来まして「あ~~懐かしい・・」となったのですが、度々聴いていた当時の昔の風景がアリアリと頭に浮かんできました。

 

わたしは高校を出て、大阪の或る専門学校へ通っていましたが、その学校の何事かの催事には、バックにこの曲が良く流れていたのでした。

 

と言いますのは、学校内のブラスバンドクラブにトランペットの巧者が居られまして、彼が良く最初の演奏にこの曲を選んでいたからなのです。

 

あの独特のトランペットソロでの出だし、久しぶりに聴いていて校内の古びた床や壁や天井、暗い明治期の建物の内部に雑然とうごめく生徒たち、いろんな迷いや希望が融けあった若かった頃の心境が蘇ってきます。

 

もう60年も前のことなのですが、一歩前へ出てペットを吹いていたKさんの顔も思い出しました。

 

その後仲の良かったクラリネットのTさんとは、卒業後間もなく一度会い、17年ほど前には同窓会のことで電話にて話もできました。そうそうトロンボーンのOさんとはその同窓会で会ったのでした。

 

「セレソ・ローサ」は、田舎から大阪へ出かけて一年目の日々に、古びた学校の食堂で出会った曲だったのです。

 

そしてまたこのCDの最後の曲は、懐かしい「ククルクク・パロマ」でした。

 

この曲は高校生の頃、ハリー・ヴェラフォンテのレコードで何度も何度も聴いたものでした。

 

スペイン語ですか、歌詞も大方憶えていました。

 

ハリー・ヴェラフォンテは先日亡くなりましたね。 わたしにとっては最高の歌手の一人でした。

 

彼の「ダニーボーイ」と共に「ククルクク・パロマ」は大好きな曲でした。 「ウイアー ザ ワールド」の曲も、彼の仲立ちで実現したのでしたね。

 

ジャズやクラシックばかりでなくて、ポピュラーな曲にも思い出がいっぱい詰まっているものです。

 

図書館でペレスプラードと、ポールモーリア集のCDを借りたのは正解でした。

 

ポールモーリアは次に聴きますが、これでまた仕入れ運転出張が楽しみに成りました。