池井戸潤さんの「鉄の骨」を読んでいましたら、図書館から電話でリクエストしていた本が入ったとのことです。
リクエストしていた本は「司馬遼太郎からの手紙」上・下です。
以前NHKの教育テレビで、司馬遼太郎生誕100年記念の放送がなされていましたが、その時に知った本でした。
久しぶりに司馬遼太郎ワールドに浸り込めるかな・・、との思いで借りることにしたのですが、期待以上でした。
「鉄の骨」もストーリーが面白かったのですが、こちらは地元の図書館に在るものですから、何時でも借りられるということで、県庁所在地の図書館から取り寄せてくれた「司馬遼太郎からの手紙」上から先に読むことにしたのです。
この本は、司馬さんの「街道をゆく」で訪れた地域に関して、その地の人との交流が書かれています。
最初は、津軽と南部のハーモニー、から始まり、司馬さんが「北のまほろば」の取材に訪れた様子、その時に会った人々のこと、また帰宅後のお礼状など、司馬さんの呼吸が聞こえるほどの内容になっています。
ところでこの本は上下になっていますが、なるべく早く読了したいと、上のほうを店にまで持ち込み読み始めましたが、昨日ふと家に置いている下の方を読んでみますと、こちらは「坂の上の雲」に関連した、旧海軍関係の人々との邂逅が主となっているではありませんか。
元々この本には上下の繋がりは無いようですし、両方共面白いので、店では上を、家では下を読むこととしました。
これで暫く「マンガ 日本の歴史」はお預けです。
此方の方は江戸時代に入り、大阪夏の陣などの知られた事柄が多くなっています。
今までは「マンガ 日本の歴史」とプラスして、二冊の本を併読してきましたが、今度は「司馬遼太郎からの手紙」上・下の併読です。
これがまぁとてもとても面白く幸せな併読です。
どうやらこの本は本来であれば図書館で借りたりするものでは無くて、買って家に保存しておくべきもののようです。
司馬さんの他の本と同じように、長年に亘り何度も何度も、何処のページからでも読み返したくなる本のようですから。
先ほどは 下 の方を家で読んでいましたが、学生運動のことや川端康成、三島由紀夫のことなど興味が尽きません。
何か気付いた文をここに挙げようかとも思いますが、余りにもそれは多すぎて、それをしだすと切りが無くなりそうですから止めておきます^^;
そしてまた読みながら気が付いたのですが、司馬さんの文を読んでいましたら、自分の若かった頃の空気も何時の間にか自分の周りに漂って来るのでした。
あの果てることの無い司馬ワールドの頃、次々に読み進んで行った本たちの手触り。
「司馬遼太郎からの手紙」は、それらの全てが潜んでいる本です。
まだ上・下合わせて半分も読んでいませんが、今と昔の両方の空気を感じながら、本の中に引き込まれて行っています。
