生垣に藪椿が咲き始めました。

ちょっと色あせていますが、好きな色です。

ここにメジロが来ますと、あの野性グリーンとまた良く合うのですね^^

 

 

「マンガ 日本の歴史 21」を読み終えました。

 

この巻での特徴は、何と言っても 将軍職の籤引きによる決定 のようです。

 

五代将軍足利義持が後嗣を決めずに病死しましたが、瀕死の枕頭で後継の遺言による指名を迫る三方院満済に指名を拒んだため、有力守護大名による宿老会議が開かれた結果、籤を作って石清水社の神前で引いて義持の弟、義教(よしのり)に決定するのですね。

 

このことは国内は元より、諸外国でも未曾有のことだった、とあります。

 

しかし神に重要な事柄の判断を仰ぐ例は、世界の前近代には割と見られたことのようです。

 

特に有名なのはインドのそれであって、火審判=神前で焼けた鉄をつかませて、火傷の具合で判断する、

沸油審判=沸騰した油の中から石を出させる、他に毒蛇神判など、大別すると八種類あったそうです。

 

一方、籤で六代将軍に成った義教は、自分自身も[神意により将軍に成った]と判断して、後の政策決定には籤を多用したり、裁判にも湯起請(ゆぎしょう)=熱湯の中の石をつかませ、火傷の具合から罪を決定する神判、を多用したようです。

 

湯起請は、拷問を回避する方法として、民衆の間に一定の支持を受けた、とありますが、そうしてみますと、どれほど拷問が凄まじかったのか、となりますね。

 

その他、土民により一揆の頻発が記されています。 徳政一揆と呼ばれています。

 

それも、一揆の上層部は国人土豪と呼ばれる地侍で構成されていますから、幕府も危機感を持ち、要求を飲むことが多かったようです。

 

このような情勢は、室町社会の一種の柔軟性として、後年語られているようですね。

 

本にはもっともっと詳しく描かれていますが、多少流れが判ればそれでよい、といった感じで読んでいる自分としては(何時の間にかそうなりました・・)まぁ、こんなところが記憶に残つたところです。

 

22巻は副題が、応仁の乱 と成っています。

 

少しは入り込んで読めるかも知れません。

 

 

「暗約領域」の方は、ようやく3分の2位まで読み進みました。

 

まぁこちらの方が面白く読めますが、まだまだ事件の先が読めない展開です。

 

鮫島の動きは相変わらずで、キャラクターがしっかりしていますね。

 

この一連の小説の存在価値なのでしょうね。

 

イャン・フレミングの小説内の、ジェームズ・ボンドのようですね。

 

ボンドのほうが、善悪判断の基準深度が深いですけどね。

 

立場の違いから当然のことでしょうね。

 

小説内のボンドは、惨忍さの現れた男前、との設定でして、第一作は悪役の多かったショーン・コネリーがオーディションに合格したのですが、鮫島の場合、もし映画化されたらどうなるのでしょうか。

 

007シリーズのように、娯楽作品化してしまったら、これはつまらないでしょうね。