怒りとは、「正義感の表現」
怒りの根源は、正義感。
怒りっぽい人は、善悪の基準が偏っている人
他の感情と違ってわかりやすくて強い感情。
ネガティブな変化をもたらしてしまうことが多い。
怒りの感情は、出したほうがいいと一般的に言われているが、発散する方法はNG
攻撃的・破壊的に表現することで負のループの引き金になってしまう。
怒りを表現している言葉
【最小レベル】
↓
イライラ、何かの不一致感
苛立ち
興奮(声が大きくなったり早くなったり)
フラストレーション
ムッとする(表情に出る)
むかつく
拗ねる
傷つく
悔しい
激怒
乱暴
敵意
悪意
復讐心
恨み
残忍
↓
【最大レベル】
表現している怒りのレベルを認識できれば冷静でいられる
怒りの定義
不公平な侮辱、軽蔑
何らかの危険を察知
自分のゴールを邪魔されている
何かを損失している
何かを変化の必要性を感じた時
正義感の表現
動物的な攻撃性
誰かをジャッジしていて処罰の必要性を感じている
自分のニーズが満たされていない時にする責任転換
自分のテリトリーに不法侵入(人、もの、情報)
シンプルな怒りの定義は、
1、感情
2、何かの損失
3、意図的に行った対象(人物)がターゲット
4、極めてアンフェア
これらが一致した時に怒りが発生する。
意図的に行った対象(人物)が存在しない場合、悲しみになり
意図的に行った対象(人物)が存在すると、怒りになる
自分に対しての方向性もある(様々なアングルが存在する)
ただの自己分析ではなく、自分の異なるユニークな善悪の基準という宝物を発見する作業
怒りを感じたら
1、何を損失したのだろう?そしてそれは現実的か?
2、なぜそれに自分は価値を持っているのだろう?
3、なぜをそれを大事にしたいのか?
4、自分の損失か他人の損失か?
5、自分は侮辱されたのか?
6、自律性を失ったのか?
7、服従を強要されているか?
8、フィジカルに攻撃されたか?
9、自分のテリトリーに不法侵入されたか?
10、自分のゴールは邪魔されたのか?
11、人間関係は壊れたか?
12、壊れた人間関係の損失はどのくらいの大きさだろう?どうしたらリカバリーできるだろう?
人間関係を心拍数を気にするようにずーっと観測したり気にする必要はない。
なぜならもっと深い部分で繋がっている人は、自然と関係性は続くし繋がっていない人は離れていくから。
こだわりすぎるのはNG。
それでも怒るべきだと判断した場合
1、この損失は誰の責任か?
(自分、相手、第三者、社会それぞれを仮説立てて考えてみる)
2、意図的か?
3、相手は責任を感じているか?
4、なぜ自分はアンフェアだと信じているのだろう?
5、何が自分にとってフェア?
6、相手は、どんな視点を持ってるのだろうか?
7、相手は、どういう風に正当化しているのだろうか?
(根拠)
8、相手が親友だったら?
9、もし逆の立場だったら?
10、自分の正義の基準は?一般的か個人的な基準なのか?相手はその基準を受け入れられる?
11、すべての分析の根拠は?
怒りの発生ポイント
1、自分の何かを攻撃された
2、ゴールの邪魔をされる
3、物理的な攻撃
4、感情て、心理的な攻撃
5、大切な人に対する不満足(大切に思うほど不満は大きくなる傾向がある)強い愛情からも発生する
6、他人の怒りに誘発されて発生する
怒りのメリット
1、変化をもたらそうとする
2、モチベーションになる
3、一般的な善悪の基準を進化させられる
4、他人の行動を変えられる
5、周りの人間に危険を察知させられる
6、自分のエゴや自尊心を守れる
7、外的な異変に対応できる
デメリット
怒りは怒りを誘発にしてしまう
怒りから変化をもたらす質問
1、なぜ自分は変化を求めているんだろう?自分の価値観・ニーズとは?
2、具体的に何を変化させたいんだろう?
3、変化を実現するために必要なステップは何だろう?
4、誰がこのステップを踏むべきか?
(一番早いのは自分が変化することだけど、限界があるから時には周りに変化してもらう必要もある)
5、この変化をいつまでに達成したいか期限を決める
6、その変化はみんなにメリットがあるのか?
7、その変化は長期的な変化か?
8、その変化は建設的か?
怒りっぽい人は自尊心が傷つきやす繊細な人
(自分の実力に不安を持っている)
そういう人は、もっと自分のあり方に自信を持つといい