この映画は3年前くらい(と思ったら8年前!)に映画館で予告を見て、タイトルと世界観に惹かれて観ようと思ったままになっていて、最近オーストラリアのお店で見かけて購入

 

日本で作られたものを海外で買うプチ逆輸入はいつも面白い感覚に陥る。

 

飼い犬のチョッキービーグルあたまが一昨日の夜亡くなってから、夫と気晴らしにいろいろ映画を観ている。今日は彼の弟が遊びに来たので久々におひとりさま映画

 

オープニングの新宿の正確な描写に、3か月の東京生活の感覚が久しぶりに感じられて新鮮だった。

 

オーストラリア生活も2年が過ぎようとしている。日本の情景がそろそろ懐かしくなってきた。

 

あの時の必死な自分、念願の一人暮らしを謳歌したくて一生懸命だった自分、ありがとう。

私の特性を満足に生かせない仕事についてしまったけど、短くても会社員の経験ができてよかった。

 

会社の経営層に向けて人材教育のプロの通訳をする今の仕事にも、あの時の経験が日々役に立っている。

 

この作品を観て感じたことがいろいろある中でも特に際立ったのが、「日本人って繊細だな」ということ。

雨の音、雨粒が水たまりに落ちて跳ね返る様子、髪を顔から払う小さなしぐさ・・・そんなちょっとした情景に心を動かされるのは、繊細さのなせる業。

 

作品をストーリーやキャラクターだけでなくそういった視点からも観賞できるのは楽しいと思う。

 

そして、そういった作品の作り方が人気を博すということは、日本人として何かしら似通った感覚を私たちが持っているからだろうと思う。夫が一緒に観てたら間違いなく寝るだろうな笑い泣き

 

ストーリー展開はところどころツイストがあったのが面白かった。

日本人が好きな、届きそうで届かないもどかしさ、を描くかと思いきや主人公はドストレートに告白するし、決着のつかないエンディングかと思いきや、エンドクレジットのあとに未来に希望という決着があるし。

 

新海誠監督の作品は『君の名は。』を観て以来だけど、それとずいぶん違ったプロットのような気がして楽しめた。

 

期待通りグラフィックの美しさが際立っていた。

 

ボーナストラックにインタビューが入っていて、監督と主人公二人のインタビューが非常に興味深く、食い入るように見た。

 

長くなるのでそれは次回に・・・照れ

 

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