夕日の丘のブログ…自然循環を大切にする -2ページ目

夕日の丘のブログ…自然循環を大切にする

生物も動物も栄養にする物は、微生物が一旦食べた後、排泄した有機のアミノ酸やミネラルを吸収して育ちます。

微生物は化学物質を処理できません。
ですから、化学肥料で育った野菜や食品添加物の入った食べ物を処理出来ず、身体を酸化させてしまいます。

- 日本人が悩む「少子化と花粉症」の本当の原因は何か-


 55年前の東京オリンピックの頃、「花粉症」や「少子化」が、現代の様に話題になったことがあっただろうか。花粉症で悩み、目をこすり鼻を咬んでいた仲間なぞ見たこともない。
   
現代の「少子化」は日本にとって深刻な問題だが、結婚願望を持たない若者が34%もいると言う。ひと昔前の世代には信じられない事である。

しかも、人類誕生500万年の長さで測ってみると、この変化は僅か50~60年間というホンの一瞬の中で起こった事である。

だから、この50~60年間の中に原因が潜んでいると考えるべきではないだろうか。

55年以前と比較して、量的に現在溢れているものと言えば「化学物質」である。石油から合成された農薬や化学肥料、腐食を防ぐ防腐剤や食品添加物、病気を治す医薬品…これらの多くは、石油由来の合成品であろう。

「化学物質犯人」説を裏付ける実例を幾つか紹介しよう。長生き日本一の長野県は、薬を含む医療費が全国最下位である。医療費の上位20県は一つも長生き県に顔を出していない。医薬品は化学合成品の最たるものである。

食品添加物入りの余ったコンビニ弁当を豚に毎日食べさせたら、子豚全てが死産で生まれ、透明のはずの羊水が茶色に濁っていたという。

化学物質の入る余地がないアフリカの草食動物は病気をしないが、人間に飼われている犬は人間と同じ病気になる。

窒素肥料まみれの牧草を食べた牛が、血管内のヘモグロビンが変質して、酸素が全身に運ばれず、酸欠を起こして全滅になった北海道の牧場の例もある。

何故、化学物質が問題なのか? 

この理解が「少子化」や「花粉症」の解明に繋がる考えている。野菜や樹木、そして人間を初めとする動物達も、食を通して成長し生命を維持しているのはご存知の通りである。

その食は、「微生物に一端食べられた後」でないと動植物の丈夫な組織の栄養にはならない事を知っている方は少ない。

植物の成長は、土の中にいる微生物が、枯れ葉等の有機物を食べ、排泄物として有機のアミノ酸やミネラルとして排出する。それが根から植物に吸収される。

同様に、人間も食べた物が腸内フローラという微生物に食べられ、その排泄物を吸収して血や肉や骨になる。

ところが微生物は化学物質を処理できないので、化学物質のまま直接吸収され、組織を酸化させて病気がちにさせる。

つまり、男性の生殖機能も破壊し、精子を減少させたり無精子症にさせ、性欲を弱め結婚願望も無くさせてしまい、深刻な社会現象を起こしていると思えるのだ。

花粉症は、スギ花粉が直接の犯罪者ではない。化学物質によって酸化し免疫力が落ちた身体がスギ花粉を吸ってアレルギー反応をおこし、鼻水や涙を出させている状態なのだ。

長い、長い人類史の中、50~60年と言う一瞬の時で起こった「少子化」や「花粉症」。

「少子化」は世の中が問題視する「若者の経済事情」が本当の原因だろうか? 

花粉は大昔から舞っていたが「花粉症」の病名は最近のものである。

日本を苦しめているこれ等の重大事を、もっと科学的に分析した上で、結論を出すことを広く提案したい。

以上