文京グーニーズTopics

文京グーニーズTopics

バスケットボールのクラブチーム「文京グーニーズ」のTopicsです。活動スケジュールなどはホームページ(https://bunkyo-goonies.amebaownd.com/)をご覧ください。

 発足当初から一貫してきた考え方は、「バスケットボールは遊び、どうせ遊ぶのであれば一生懸命遊ぼう」を掲げて活動してまいりました。そして、バスケットボールの本質を次のように考えております。「練習が第一、試合は発表会、勝ち負けを目的とするのではなく、自分たちが日々練習で培ってきたバスケットボールが、どれだけできるようになったかを発表してください」と伝えています。それには、練習中に自分の力の100%以下でプレイするのではなく、常にフル・アタックしてほしいのです。そして、それをゲームで試してください。理想かもしれませんが選手の皆さんには、「常に100%以上の力で練習する」ことも伝えている一つで、心身ともに自分自身を高めて、仲間と協力して良い環境づくりがチームの求める姿です。

また、保護者の皆様には「クラブ員全ての親」として、すべてのプレイヤーに対して、大きな心で接していただきたいと思っております。私たちは皆様方と同じ立場で、子供たちを中心とした組織を運営するためのボランティアとして活動しております。

 

 それではボランティアとは何でしょうか? 私の考えるボランティアとは、仕事を強制されておこなうものではなく、自主的に自らのできる範囲で、子供たちのために活動するものだと考えております。他の人と仕事の質、量を比較したりすることもありません。できる人が、できる範囲で運営するものです。その中に活動に対しての努力は必要ですが、無理強いしてまで行うものではありません。「私はやっているのに・・・」という考え方が組織を崩壊に導きます。「じゃあ、私は何をもしなくてもいいのですね」という事でもありません。世の中に何もできない人などいるはずがありません。日曜日に仕事がある人は、日曜日に参加することはできませんが、平日の夕方は参加できるかもしれません。日曜日でも休みがあったときは参加できるはずです。
 託児所的感覚で大切なお子様を預けているのであれば、今日からその考えを少しだけ変化させていただき、地域社会のボランティア活動として、子供と共にご自身も成長するために活動してみたらいかがでしょうか。仕事の為にという考え方から、子供たちの汗を流す姿が見たい。そこに「自然発生的にお手伝いが生まれる」という心地よい感覚。小学生の時が一番親を必要としていますよ。

また、日々の活動を次のように考えております。子供たちに接する機会を与えていただけたことに感謝し、子供たちから色々と学ばせていただいております。そして感謝できることが幸せです。我が恩師の言葉をお借りすれば「すべてを持ち出して当たり前」この言葉が常にチーム運営のコンセプトになっております。ある方はボランティアだからいい加減な指導をするのだとも言いますが、常にその言葉を反面教師と捉え取り組んでまいりました。我々は営利団体ではありません。だからこそ真剣に取り組み、集う子供達の将来を真剣に考えなければならない義務があるのです。

「子供たちを指導する」という考え方も少し角度を変えて見てみれば、プレイするのは子供たちですから、私たちは指導するのではなく、練習の方法や、ゲームで使うプレイをアドバイスする“助言者”という言葉に置き換えることもできます。私達がいくら伝えても、子供たちが受け入れなければ何も残りません。受け入れるのも、判断するのも、プレイするのも子供たち本人なのです。保護者の皆様方も、プレイするのは子供達である事を十分に認識してくださいますようお願いいたします。バスケットボールのプレイに対するアドバイスもコーチング・スタッフと異なる事を言った場合、父親、母親とコーチの狭間で子供は悩むと思います。ご家庭ではどんな事でも良いですから、お子さんを褒める事に徹してくだされば大変嬉しく思います。

チーム内の嫉妬、批判は必ずチームにマイナスのエネルギーを与えます。もちろん他チームの批判もご法度です。ご自分のお子様だけではなく、他のご家庭のお子様の批判も避けてくださいますようお願いいたします。社会道徳に関する躾などは、ご自分のお子様も、他のご家庭のお子様も分け隔てなく注意していただくことを望みます。目に余る場合には、報連相でチーム内に禍根を残さず対処していかなければなりません。保護者の皆様方には、思いやりと優しさを持って、チームすべての子供達に接していただけますようお願いいたします。特に小さな弟妹をお持ちのご家庭にはその保護者のご苦労を察して、優しく労ってくだされば幸いです。集う子供たちが増えることはあっても、一人も欠ける事が無いことが理想です。

近年のコロナ禍も引き金となり、生活様式が180度変わってしまいました。文化、教育を取り囲む環境にも変化が生じ、柔軟な対応が求められるようになりました。

多種多様なクラブが立ち並び、選択範囲も広がりました。チーム理念を鑑み本人に合う環境を選択し、クラブを決めていただくことを切に望みます。バスケットは楽しいスポーツです。素敵なバスケライフを堪能してください。