巨大な津波が簡単に堤防を乗り越え、家を壊した瓦礫と濁流が町全体を飲み込んで人も家も車も木葉のように潰され流された惨劇が思い出されます。
1ヶ所で多くの犠牲者を出した大川小学校や南三陸町の防災庁舎などは判断の誤りで逃げ遅れたと言われています。
実際の津波が2mだったとしても、最初から「10m以上の津波がきます!」と警報を出すべきです。
東電も20m以上の高台に原発を作るべきでした。
そうすれば、犠牲者は2,3割にとどまっていたでしょうし、原発事故も起きませんでした。
判断を誤る情報を作った張本人が犠牲者の殆どを殺したと言っても良いと思います。
犠牲者を増やした根本原因は起こりうる最大の津波予測を過小に設定したからです。
”東電”は建設費を安くするために・・・。
”学者”は元々の左翼思想から大津波の史実に無頓着・・・。
だから津波は6m以下で地震のマグニチュードは7.9以下で決まっていたのです。
犠牲者の殆どは気象庁の発する津波情報に従って判断しただけなのに結果的には逃げ遅れて津波に飲み込まれてしまいました。
気象庁の発した津波情報が2m→6mと変化した中で、多くの方は「いつもの津波」と最初に判断してしまい犠牲になりました。
遠藤未希さんが目視で巨大津波を確認してから「10m以上」と最期に4回だけ放送した時は大津波が迫って来ていて、避難することができませんでした。
最初から逃げられなくてやむをえず犠牲になったのではなくて、多くが誤った情報で逃げなくても大丈夫と判断してしまったからだ。
命が掛っている場面で、過大ならまだしも過小の情報を与える事が如何に致命的かが反省されていない事が大問題だ。
東日本大震災の災害研究のどれを見ても、過小の情報の弊害に言及している資料を見ていない。
何万人をも間接的に殺した張本人の罪が明らかにならなければ、命日が何回来ても犠牲者の無念は晴れないのではないか。