クラス分けは学校教育の根幹をなすものだと思います。
クラスの人数によって教師と生徒の接する密度が違ってきますから
学習する内容の質が大きく変わってきます。
また、どういった基準でクラスを分けるかによってクラスの雰囲気は
全く異なり、子供たちの影響の受け方に大きく反映されていきます。
どの時代にどういったクラス編成にするのかを一義的に決めること
は出来ません。
しかし、先生と生徒の双方に教育の弊害が出るような状況を招くこ
とは避けなければいけません。
現在、まさにそのような環境の中にありながら具体的な改善は遅々
として進んでいないように思えます。
問題点は何か?
学校教育の社会への対応の遅れもありますが、塾、予備校の存在
が大きく影響してしまっているのも確かです。
学校教育が不十分だから塾、予備校が補完することは悪いことでは
ありませんが、利潤追求の営業体が教育に深く立ち入っていくという
のは悪循環を助長することにほかなりません。
規制ということではありませんが、教育産業は経済の仕組みの中に
存在し、加熱したり崩壊したりする可能性を内包しているわけですか
ら、部分的な補足であれば問題ないものの、子供たちの進学状況を
大きく左右するほどの現状は改善しなければいけない状態にあると
思います。
その改善策とは何か? クラス編成との関係は?
次回に続きます。