科学あそび まゆだまコロコロ「まゆだまって何?」
先日、地域のイベントで科学あそび「まゆだまコロコロ」を行いました。アルミホイルとビー玉でまゆだまを模したものを作り、面白い動きを観察するものです。アルミホイルをカットしたり、ビー玉の誤飲を防ぐための注意シールを作ったり、教材キットを完成させてホッと一息したときに・・・ん?そもそも繭玉って何だろう??私自身、よくわかっていなかったことに気づきました。調べてみたらおもしろくなり、イベントでも紙芝居のように説明できるようにまとめてみました。生まれたばかりの蚕はとても小さいですが、なんと1日に自分の体重の数倍ものくわの葉だけを食べて育ちます!成長するあいだに4回も脱皮(だっぴ)して、5齢(れい)まで育ち、全長は約7〜8センチほどに!体は白っぽく、やわらかく、ふっくらとした姿になります。(画像は多摩六都科学館Youtubeより)食べたくわの葉の栄養がからだの中で糸をつくるもと(フィブロインとセリシン)に変わるそうです。口の下にある「糸出し口」から約1,500メートル(!)もの糸を出して、自分の体を包むようにぐるぐる巻いて「まゆ」を作ります。まゆの中で、かいこは静かに休み、次の姿に変わる準備をします。まゆの中で、かいこは「さなぎ」になります。この時期、外からは見えませんが、体の中では大変身が進んでいます!約10日〜2週間ほどで、「かいこが」になる準備が完了します。やがて、まゆを破って「かいこが」が出てきます。(画像はむし岡だいきYouTubeより)かいこがは白くてふわふわした姿。飛ぶことはできません(羽はあるけれど飛ぶ力がない)。数日で交尾し、メスは約500個ほどの卵を産んで一生を終えます。シルク=絹糸この資料を作るにあたりYouTubeをみていると、横から夫が「なつかしい!子どものころ、蚕を飼っていたよ。」と!その話をご近所で仲良しのYさんにしたら「うちも!子どものころ実家でお蚕さんを育てていたよ!」こんなに身近にかいこに詳しい人がいたとは蚕がくわの葉を食べる時の音、表皮はスベスベで気持ちのよい感触など、まゆをつくっている時の動き方など、リアルな話を教えてもらいました。それから、驚いたのは、蚕は完全に人の手によって生きる存在だということ。自然界では生きていけず、飛ぶことも、食べ物を探すこともできない生き物だと知りショックを受けました。繭から出てくる前に(繭がこわされる前に)ゆでて殺してしまうことも。人間が美しい絹を手に入れたいという欲望を実現するために、生み出され生かされた生物であり、人間の文化を支えてきた生物なんですね。ここから私の思考はさらに「人間の欲」について考えることに…(つづく)::::::::::::::::::::::::::::::立川サイエンスひとネットでは楽しい科学イベントに、気軽に参加してもらえるように、無料または材料実費で開催しています。多くの皆さまに、私たちの活動へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。◆チャリティーグッズ販売ページhttps://suzuri.jp/science-hito-net◆ご寄付の受付https://science-hito-net.stores.jp/★★ ご案内 ★★チャリティーショップ オリジナルグッズのチャリティー販売寄付の受付 ダ・ビンチサイエンス教室の運営費用に充てますメール通信 イベント情報、科学の話など不定期で配信ホームページ YouTube 科学実験、学びの動画インスタグラム フォローお待ちしていますfacebook