今日塾講師のバイトで、生徒たちに「継続は力なり」と教えた。大学院研究では、途中で諦めず継続することが大事。だが、途中で諦めないことって実は難しいね。
僕は高卒して日本に来て
バイトしながら受験勉強をした。努力して困難を乗り越え、悪くない大学に入った。
卒業後大学院に進学、今の自分になってきた。
学問をやりたい、研究したい、学者になりたいと熱い思いで学術の道を選んだ。
だけど、全く後悔しないとは言えない。三十代になっても仕事がなく、安定した収入も全く得られない。
大学卒業した後就職すればよかったなって博士課程に入ってから何度も思った。
時間なんて戻ってこない。高学歴難民だと自嘲するしかない。
今日生徒たちに「継続力」の話をして、ふっと気付いたことが一つあった。それは僕の継続力が足りていないこと。
やりがいがなく、やる気も出ない。やっぱり今の僕は自分の研究に誇りを持っていないことが原因だと気づいた。
「研究の途中でモチベーションが上がらない、諦めたいという考えが当然出てくる。でも、一つの解決法がある。
それは自分の研究に誇りを持つことだ。自分の研究とその意義をまず自分で認めて高く評価しなさい」僕はそういうふうに生徒に言い、また自分に言い聞かせた。
継続することも諦めることも、どっちがいいかなかなか評価できない。
だが、後悔してもいいが、自分の選んだ道、自分の生き方に誇りを持って生きるべきではないかと思った。
生き甲斐を感じない時、やる気出ない時、さまよう時なんて誰でもあるだろう。
もしそうなったら、心のリセットとして自分にこう言おう
「自分に誇りを持って生きろ!」