出典:yahoo映画

 

見ようと思っているうちに上映回数も少なくなりそうなんで…急いで見てきました。

 

アレサ・フランクリンの半生を描いた映画でしたが、いや~見ごたえありましたね。
彼女の曲は何曲か知っている程度で全然詳しくないですが、父親が牧師で、
彼女は子どものころから歌の才能があったので、教会で信者を鼓舞するために父にいいように使われている感もあり…。

フォレスト・ウィテカー久々に見た気がします。鶴瓶さんに…やっぱり似てる?

 

父とはDVのために別れた母親からは「男の人を怖がるんじゃないのよ。歌いたくなかったら無理して歌ってはいけない」と諭されます。

まぁネタバレになっちゃうのであれですが、アレサの人生半端じゃないですね。未婚の母になり、父には監視・管理し続けられ、熱愛の果てに結ばれた男性とも、結局相手の束縛に堪えられず別れることに。

それらのことが有名な曲の歌詞とともに描かれるので、すごくわかりやすいというか、だから余計に心にしみるんですよね。改めていい曲だなと…。

やっぱり血というのか、アレサの家族みんな歌がうまいみたい。だから妹たちも作曲したりコーラスも担当したりするという。姉妹ならではの息の合い方もあったんじゃないかと思います。

 

そして「金の卵」稼げる歌手になったアレサを見ると、さらに儲けようって悪だくみも働いちゃうのは致し方ないのかねぇ。骨肉の争い💦

 

アルコール依存症を乗り越え、父との確執も解消して最後は大団円で終わりますが、最初は男性の言いなりだった彼女が自己を獲得していく物語でもあるんですよね。

人種差別だけでなく性差別を描いているところも興味深かったです。

ヒロインを演じたジェニファー・ハドソン、彼女の歌唱力は折り紙付きでしたが、今回も素晴らしいし👏あとはアレサのおばあちゃん役の女優さんがいい味出してたなと思います。

 

改めて思うんだけど最後に心のよりどころになるのは家族、母親なんだなと思ったりもしましたね。アレサは特にママっ子だったようですし。

 

楽曲を聞くだけでも価値はありますので、もし興味のある方がいたら是非。

 

you-tubeで検索してヒットした動画(本作品のエンドロールで流れた)を貼っておきます。
これを見るだけでもいかにすごいシンガーだったかわかります。この時多分73,4才だったんじゃないかな。とてもそうは見えないですよね…パワフル!