見ようか迷っていましたが、気になって見に行ってきました。
決して奇をてらわず、だけど丹念に物語を描くことで大事なメッセージをきちんと伝えてくれる素敵な映画だったと思います。正直今の邦画って奇をてらっているのとか暗いのが多いじゃないっすか?(オイ!)だから見たい!ってストレートに思える作品が私には少なくて。
出典:yahoo映画
でも本作はよかったですね。ドラマの映画化ってどうなんだろ?と思ったけどよかったんじゃないかな。特に大きな事件は起きないのだけど、ちょっとした勘違いでお互いの気持ちを疑ったり、相手の体調を心配したり…
今までどっちかというと、ケンジのほうがややシロさんに片思いなのか?と思っていたんだけど、そんなことなくて。いつになくジェラシーを燃やすシロさん(西島秀俊)がよかったですよ。
シロさんもケンジも決してもう若くはない。いずれはシロさんには親の介護の問題、ケンジにも母親の美容院を継ぐか?っていう問題ももっと差し迫ってきそう。
そんな中で二人はどうしていくのか、男性同士だから子供は持てないけど、でも人様の子どもの誕生はしっかり嬉しい。
ケンジの言葉だったと思いますが、「孫って必要ですか?」のジルベール(磯村勇斗)の言葉に対して「誰かの幸せな話を聞くと嬉しいじゃないの?」(あ~正確な言葉は失念💦)っていうのは本当にそうだし、自分もそうありたいと思う。
田中美佐子さんもナイスでした!こういう役どころが最高に似合う。
小日向さん(山本耕史)にはひたすら笑かしてもらいました。しかしすごい腕の筋肉。
思わずぶらさがりたいぐらいww
作中に出てくる食べ物、リンゴのキャラメル煮をトーストにのっけて、その上にアイス、そしてシナモンを振りかけて。もう超絶おいしそうでしたよね💗リンゴがうちにあればもれなくやりたい(笑)
その他にもキンキを使ったアクアパッツア、簡単ローストビーフなど出てくるので食いしん坊さんにはたまらない絵が続出です。シロさんとケンジと一緒にキッチンに立つところもあるんだけど、時々ケンジの行動、シロさんが素で笑っているように見えるところもあって。
ケンジ(内野聖陽)も黙っているとおっかないオジサンなんだけど、こんな乙女に見えるなんて!可愛すぎ。本当に役のふり幅が広い、素晴らしい俳優さんです👏紫綬褒章も納得✨
最初は京都旅行からスタートなので、京都好きとしてもテンション上がりました↑
ここは多分南禅寺の近くだろうなとかね。
今回映画館でみんなで同じところで笑うってシーンが何度もあって。それだけでも幸せな気持ちでした。コロナ禍で長くそんなことも味わっていませんでしたが、みんな声を合わせて笑えるって幸せなひとときだと思います、ホント。
しみじみあったかい気持ちに浸りたい方…おすすめですよ🎬