前に古舘さんの「トーキングブルース」を見に行ったのは20年は前だったと思う。まだ報道ステーションのキャスターも務める前で、その時はテレピアホールで開催だったはず。

 

~今後高知公演などあるとおっしゃってましたので、ネタバレしてますから気を付けてくださいね~(記憶違いなどありましたらごめんなさい)

 

その時と同じく黒いシャツ・黒いパンツで古舘さんは登場。まずは名古屋ネタということで、「ゴゴスマ」にレギュラー出演しているのでその話、あとは小室圭さんのこと、「彼はなかなか策士だ」などなど(最初は侍ヘアみたいにして帰国してあとから短髪にした件など)

 

それと名古屋城の金シャチに絡めて、河村市長の金メダル噛んだ事件や、東山動植物園の「ラブチャレンジ」の話など(恋人と一緒にボートに乗ったら別れるってやつね、あれってラブチャレンジっていうのですね💦←眞子さまも乗っていたらね~とかおっしゃっていました)

 

その他ご自分について、30万円ほどおしゃれな服を衝動買いし、そこで使える商品券をもらったけど、10万円分もらったと思ったら1万円券が2枚であとは全部1000円券だったことなど…

そこから人間は自分の見たいところだけ、都合のいいことだけ見ようとする話などもしてましたね。

 

犬と散歩するときにおしっこしたら「水かける」のは拡散しているだけで意味がない、まぁウンコは取らないといけないけど、ほかの犬の分まで取ったりして、でもそれは2,3度やると「いいことやってる気分がなくなってくる」のだそうで。

 

それは誰かに見ていてほしい「ほめてほしい」(承認欲求というのですかね?)からだとわかったそうです。以来、防犯カメラに人のワンちゃんのウンコをとったところを見せて悦に入るとか…。

 

AIに操られるのは嫌だから、朝起きたらわざと自分の興味がないことばかりgoogleで検索する、リモート会議は嫌いで、全然リアクションしない女性がいるとか、年下のスタッフにおちょくられた話などなど(この辺は具体的な話は避けときますが…)

 

you-tubeで反社の動画を見たりして、夜中に眠れなくなったので、スコーンとマフィン、カップケーキの違いを調べて落ち着いたところで寝ようとしたら、you-tubeのおすすめ動画に反社の方々の動画とスコーンの作り方の動画が同じ場所に表示されてカオスとか(笑)

 

そんな日常の話をいろいろしてくれました…。桃太郎のお話をして、昔話は今だったらコンプライアンスに引っかかってダメですよ~とのことで、「おじいさんとおばあさん」じゃなく「高齢者と思われる男性と女性」仕事も「男が芝刈り、女は川で洗濯じゃ性差別になってダメだろう」と。

 

まぁそうだよなぁ。今はSDGsっていう話も出てきてますし、しかし絵に描いた餅というかなかなか進まないとは思いますけどもね…。

 

そして長年旧交を温めているアントニオ猪木さんの半生を講談風に。これはプロレスの実況部分が主でしたが、特にプロレス好きの男性は血沸き肉躍ったんじゃないっすかね。

私はちょっとわかんないところもあったけど、さすがの名調子だなと感心してしまいました。

 

最後はワクチンもひとまず打ったけれど「これだって完全な解決策じゃないし」というお話に、まだコロナの終息にも時間はかかるだろうけど、コロナ前の時代に戻りたいっていうひともいるけど、本当にそうか?その前の時代がそんな幸せだった?

皆人間関係に悩んだり、しがらみがあったり、苦しんでいたんじゃないか?って問いかけにはハッとしましたね。

 

今はなかなか人に会いづらい環境になっているので、みんな「誰かと会ってしゃべりたい」と思っているかもしれないけど、そういった環境が戻ったとは言え、世の中が簡単によくなるわけじゃないだろうし…

 

最後に古舘さんはそのような問いかけを残し。「こんな時世に来ていただいて本当にありがとうございます、またよかったら名古屋でもトーキングブルースをやりたい」と深々とお辞儀をして去って行かれました。

 

公演を重ねるにつれ、しゃべる時間は短くなるそうで、今日は2時間をわずかに切ったのかな?スタッフにしゃべりすぎると怒られるんですって。「未定」って書いてあったので、私は2時間超えるのかなと最初思っていたんですけどね。

 

しかし御年67歳とは思えない古舘さん、さすがでございました👏
お客さんは比較的男女バランスよく入っていたと思います。
 

古舘さんyou-tuberでもあるということでちょっと検索しました。