この映画、予告を見て気になって本日映画の安い日だったんで見てきました。
でも映画.com見ると評価低いのよね💦まぁちょっと「どうなのさ」って思うところはあったけれども、面白かったですけどね、私は。
出典:映画.com
若い頃の北斎はただ目先のことにとらわれて、絵が表面的だって言われていましたね。ストイックに絵のことを考えてるんだけどうまくいかない。
版元(今でいうなら出版社でしょうか?)役の阿部寛は、本当は才能があるけどまだ内に秘めていると感じ、写楽の才能を認め引き抜いて、そのことで北斎を鼓舞するみたいな感じで。
そんでも北斎は最初写楽の絵を「あんなデフォルメしたのどこがいいんだ」ってもりもり不満そうなんですが(笑)
その後放浪の旅?を経てめきめきと頭角を現し、阿部ちゃんにも「いい顔になったな」と言われるわけですけど。
そっからまた時がたって今度は奥さんもいて。子どももできるという。
そりは微笑ましくて素敵なんですけど…
さらにまた年月がすっ飛んでいきなり田中泯さんの北斎になるんですよ!ちょっと飛びすぎじゃない??
柳楽君が何歳の北斎まで演じたかわからんけども、泯さんは70歳ってセリフで言ってたし。
でも柳楽君の時に柳亭種彦とは知り合いになってて、その割に種彦がスクリーンに出てくるのは、泯さんの時になってで。
ん?じゃあ種彦は永山瑛太さんが演じていたけど、もっと中年の人が演じるべきなんじゃないかっていうすごい疑問符が…年齢詐称案件?じゃないけども(笑)
泯さんも瑛太君もよかっただけに、「え????」
と何故の嵐でした!
玉木宏さん演じる喜多川歌麿はセクシーでしたね。目がいいっすよね、色っぽい。
でもその歌麿もお上に逆らって描画したってことで捕まっちゃうんですね。
柳亭種彦も本当は武士でありつつも名前を隠して「偐紫田舎源氏」を刊行したのがバレて、殺されちゃうのが映画の解釈でしたが、真相はやぶの中で諸説あるようですけどね。
種彦もお侍じゃなかったらね…というか言論・表現の自由って現代でも問題になるじゃないっすか、だからずっと解決できない問題なのかもですね。永遠に続くテーマなのかな。
国に逆らって自由に創造したいアーティストとそれをよしとしない政府。今もそういう面ありますしね…。
そういうことも監督さんは表現したかったのかな?と私は思いましたが、ご覧になった方々いかがでしょうか?
言わずと知れた?柳楽君の出世作(笑)母親役はYOUさん
これは柳楽君が「市川ゾウの国」を営むおうちの子供を演じているんですけど、私は割と好きでした。常盤貴子さんが母で、再婚して父になったのが確か高橋克実さんだったような。