出典元:映画.com

 

「アフロ田中」を見たときに面白いなぁと感じた松居大悟監督。その後もドラマ「バイプレイヤーズ」の監督もされてご活躍なのですが、

 

この度「くれなずめ」という映画が封切られるということで楽しみにしていました^^ 緊急事態宣言を受けて延期にもなりましたが、思ったより早い上映になってよかった。

(とは言え、その時は監督やキャストは落胆されたかと思いますが…)

 

 

もともと舞台劇だったらしいです、この話。そして松居監督の実話がベースと言うのも気になってみてきました。

 

結婚披露宴~二次会に移る間、高校時代帰宅部でつるんでいた男性6人が懐かしき時代を振り返る…というのがあらすじで。

 

あんまり詳しく言っちゃうとネタバレになるので難しいのですが、なかなか泣けます。どこまで書いていいのかなぁ、迷う。

 

 

(ネタバレ絶対イヤって方は見ないように。ちなみに私自身はこの事実を知っていても十分楽しめましたが、個人差があると思うので)

 

結局は主演の成田君の演じる役柄はもう「死んでる」んです。だけど仲間にはきちんと見えている(生きている)って設定で話は進んでいきます。

 

それは比較的映画のはじめのほうでわかるんだけどね。みんなとどういうサヨナラの仕方だったかっていうのがポイントになってきます。

 

これが描き方うまいっていうかね…沁みますよ。ここは書かない方がいいと思うので避けますが。

 

仲間って言ってもみんな個性バラバラ(笑)そこがいいんだろうなぁ。ハマケンみたいな人もいれば高良健吾君みたいな人もいる。

 

高校時代はカラオケでぶち上って、赤ふん一丁でみんなで踊ったり(笑)これは女性にはできないノリですからちょっとうらやましい気もします。

 

成田君演じる吉尾がひそかに思いを寄せるのが前田敦ちゃん演じるみきえ(だったかな、役名)前田さんもすっかりいい女優さんになったですね。

 

こういうヒステリックに男子に注意する女子って中高時代クラスにひとりはいた気がします(笑)

 

クライマックスは男性6人での赤ふんダンスなんですが、BGMはウルフルズの「これが答えだ」で。見ていただければわかると思うんですけど、泣けて仕方ないんですよ、満を持して出てくるシーンなんで。

 

普通だと泣けないと思うんですけどね、歌の使い方も素晴らしいんで、エンディングでもウルフルズの曲が流れますが、トータスさんも自分の楽曲がああいうふうに使われて嬉しかったんじゃないですかね。

アーティスト冥利に尽きると思いますよ、ホント。

 

https://natalie.mu/music/news/414797