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最近Gyaoで映画のチェックをしていなかったなと思い、見てみたら過去アカデミー賞を獲得した映画を期間限定で配信しているようで、これはチェックせねば…と🎥
それで今回は「ヒトラーの忘れもの」を見てみました。
デンマークに残るドイツ軍が埋めていった200万個もの地雷を捕虜となったドイツ人の少年兵に処理させるという内容ですが、今までこのことは歴史書にも書かれていないぐらい、デンマーク人も知らなかったという衝撃の事実らしいのです。
2021年5月10日23時59分まで視聴可能
成人しておらず、まだ未来もある若者が異国で過酷な状況にさらされて、という話で決して明るくはないので、重い話は見たくないという方にはもちろんおすすめできませんが…
デンマーク人の軍曹を演じたローラン・ムラはもちろん、ほとんど演技経験がなかったという少年たちの演技も見事でした。
確かにヒトラーは憎むべき存在でしょうが、少年たちがなぜここまでしなくてはいけないんだろうと、映像を見ながら考えざるを得ませんでした。
「ドイツに戻ったら親の工場で働く」という少年もいれば、「そんなの無理だ、できっこない」という少年もいて、それも自然なことだろうと感じます。
涙失くしては見られない作品ですが、少年たちに徐々に情が移って一緒に休日にはスポーツをして遊ぶようになるという関係性も納得で、人間臭い軍曹も素敵でした。
しかし戦争が終わったと言っても、本当の意味ではまだまだ終わっていないんだなと。
監督自身も「国は200万の地雷を完全に撤去したとは言うけれど、まだどこかに潜んでいる地雷はあるはず」と語っていますから、もしそれを誤って誰かが触ってしまったらと思うと、ぞっとしますね…。
こちらはヒトラーが自殺するまでの最後の日々を描いた作品。見ごたえありです。
ヒトラーが現代にもしやってきたらという荒唐無稽の設定です。ダウンタウンの松本さんは「これは笑えないな」とおっしゃっていましたが、私的にはアリで面白かったです。