NHKでもちょっと前に筒美さんの追悼番組をしていましたが、関ジャムでもやっぱり取り上げてくれました。
筒美さんと言えばヒットメーカーで、「また逢う日まで」「ブルーライト・ヨコハマ」などの作曲で知られていますが、ほかにも作った曲は数知れず。
びっくりしたのはオザケン(小沢健二)さんの「強い気持ち 強い愛」これも筒美さん作曲だったんですね!知らなかった…オザケンさん自身の作曲と思っていたのに💦作詞は小沢さんで作曲は筒美さん。
なんと渋谷系アーティストの曲まで手掛けていたというすごさ。ヒャダインさんも言っていたのですが、この曲コール&レスポンスみたいなちょっと違う曲か?って感じるぐらいのメロディがはさんであるのですが、そこもカッコいいのです。
その他にも番組では筒美さんの偉大さについていろいろと…
「イントロもキャッチーなものを考えられる才能」
普通はアレンジャーがイントロはつけると思われるけど、筒美さんはイントロ~歌い出しですべてが決まると思っていて。イントロも指定してあることが多かったそうです。
例えば斉藤由貴の「卒業」のイントロ、一度聴いたら忘れないメロディーですが、これも筒美さんの考案だと。アレンジャーだった武部聡さんはそのメロディーの完璧さに敬服し、でも悔しいのでそのメロディーをチャイムの音にして鳥のさえずりもいれて、「卒業式の朝」を演出したんだそうです。それは筒美さんも気に入ってくださったと。
今もおきれいですが、か・かわいい(朝ドラも録画してみてましたよ、「はね駒」
余談ですが、このドラマもハマってみていた。同性愛を描いてもいましたが、あの時代としては珍しいテーマだったのではないかなと。
「サビの前にフックとなる歌詞が来る」=英語
例えば少年隊の「君だけに」とか、サビが来る前に「来ますよ~」って合図として英語の歌詞を入れる技。
君だけにの場合は♪my sweet heartですね。
関ジャムでもこの映像が流れたのかな。ニシキが一人踊るシーンが大好物です(笑)
「歌い手ファーストである」
松本隆さんと筒美さんで藤井隆さんの曲を作ったとき、歌詞が歌いづらいと藤井さんがポロっと言ったらしいのですが、(このコンビに書いてもらっていたのか、藤井さん、やるな~)
ご本人歌唱のものは見つからなかったのですがm(__)m
歌いづらいという歌手の声を聴き、筒美さんが「書き直してやんなよ」と松本さんに言ったそうで。他に言える人もいないっすよね💦
天下の松本隆さんなわけですが、それで歌詞は丸々書き直したそうです。
ご本人も作曲のやり直しはいとわなかったそうで「歌手が歌える曲を作らないと、それが職業作曲家」だとおっしゃっていたそうです。
カッコいいなぁ。あれだけヒットを飛ばしていればもっと天狗というか高飛車になってもおかしくはないのに。常にその歌手の歌いやすいメロディーを心がけていたということなんでしょうね。
またケツメイシの「君にBUMP」私も大好きな曲なんですが、筒美さんは「いい曲だね~僕が書いた曲かと思った」とおっしゃったそうで(笑)それだけお気に入りの歌だったんでしょうね。
番組中でも出てくる曲出てくる曲、知らない曲はないといった感じで(笑)それだけでも筒美さんの活躍ぶり、幅の広さが改めてわかりました。
そうそう岩崎宏美さんの「ロマンス」もそうなんですよね。
やっぱり歌が抜群にうまい宏美さん。
筒美さんが存命だったころから米寿をお祝いしてトリビュートアルバムを作る予定だったそうですが、コロナのためにとん挫していたそうで。残念ではありますが、今レコーディングも進んでいるようでいいですね。どんな曲が入るのだろう?楽しみです。