huluやnetflixに比べれば、月額も安くて映画もドラマも見られるamazon primeを最近(ここ数か月)ず~っと利用しています。

 

先日BBC(イギリス)のドラマを探していて、偶然出会ったのがこちら「コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語~」です。

 

1950年代、ロンドンの港町(下町)、特に階級の差が激しいイギリスにおいては、そこに住む人々は決していい暮らしをしていなく、衛生的にも問題がありつつ、それでもたくましく暮らしています。

 

そこには修道院があり、尼僧と一緒に生活をするナース(助産婦)がいて、家でお産をする女性たちの力強い味方になってくれるのです。

 

amazon(日本)では現在シーズン4までの配信ですが、本国やアメリカではシーズン9まで登場しているようです。ただ登場人物はかなり変わっている様子。

下町に住む人々の生活環境は実にさまざまです。

 

体を売るより生活していく方法がなく望まぬ妊娠をする10代の女性。

夫の暴力に逆らえず、ついに育児放棄をしてしまい、彼女の母が子供を育てることになるケース。

 

イギリス人とスペイン人の夫婦で、出産は24人目という若いママさん、言葉が通じなくても「愛し合っている」とラブラブの二人、

未成年で妊娠をし、厳格な親ゆえに言い出せずに自分一人で出産を試み、体調を崩す少女など。

 

それぞれの事情があり、それぞれの考え方がある。若きナースたちは悩み苦しみつつも常に妊婦さんたちに寄り添い、時には尼さんの助言も受けつつ助産婦として成長していくのでした。

 

お産はまさに命がけ。私自身には経験がありませんが、ここまで大変な思いをして子どもって生まれるんだなと思うと、改めて世界中のお母さんたちを尊敬・賞賛したいですね。

 

この当時より医療は日本でも英国でもかなり進歩しているとは思いますが、それでも現代でも死産や難産によって亡くなるお母さんもいるわけで…。なので明るいテーマではありませんが、見ごたえがあり、時にはユーモアもあり。

 

忙しい合間を縫ってナースたちが飛び切りおめかしをしてパーティーや映画に出かける場面は微笑ましいです。

尼さんもちょっとガラッパチの人もいれば、軽く認知症を持っていて手芸が大好きなかわいらしい人も、知的でみんなをまとめる役割の人もいて個性的。

 

ナースだって尼さんだってもちろん一人の人間なんだものと感じさせてくれる部分もあります。

シーズン1の2話から登場するチャミー(上の食事中のシーンに映っている大柄の女性)がなんとも愛らしく、裕福な家の生まれなのに自ら志願して助産婦になるという秘めたる情熱の持ち主でもあります。

 

やはりチャミーに注目する人は多いようです。こちらの記事のライターさんもそう書かれています。

 

命ってなんだろう、結婚とは、そして夫婦って恋愛って?と考えさせてくれる名作だと思いますので、よければどうぞ。

Gyaoだと1話110円で見られますので、試しに視聴するにはいいかもしれません。