「なにわバタフライ」に続き、三谷幸喜さん脚本による戸田恵子さんの一人芝居。

 

去年も公演があったようですが、今年は中部地方でも公演あり。ということで当初は見に行けないと思っていましたが、見に行くことができました。

 

三谷さんによる開演前のアナウンス(携帯を切れとか、ああいうのです)も楽しく。終演後も面白かったです。

 

お話は「オズの魔法使い」でも有名な女優、ジュディ・ガーランドの付き人だった女性がヒロイン。

彼女の書いた日記をもとにした本「虹のかけら」をベースとして描かれる物語です。

 

ジュディ・ガーランドが子役のころから活躍した分、薬物依存になって実は大変だったとか、映画関係者に枕営業していたとか、そういう話は以前何かで調べて偶然に知りました。「オズ」のイメージとはかけ離れてますよね?そして娘がライザ・ミネリだというのもそのときに知りました。こちらの記事もよかったら。(exciteの記事です)

 

戸田さんの声は伸びやかで美しく、変ないい方ですけど「おなかの底から発声してる!」とつくづく思わせられる力強い歌声でした。ダンスもお上手。時に華麗に時にコミカルに!とても62歳とは見えない美しさ、若々しさです。

 

ダンスや歌を時々織り込みつつ、戸田さんによる「虹のかけら」の朗読もあり、でジュディ・ガーランドと付き人のもうひとりのジュディの人生も語られていきます。ビッグスターになるっていうのは、人気・地位・名誉と引き換えに、私生活で幸福を得るのは難しいんだろうかとつくづく感じました。

 

特に最近女優・沢尻エリカさんのMDMA所持による逮捕もありましたので、余計にね。彼女も若いころから芸能界で頑張ってきた人なので。

 

お客さんは歌にダンスに朗読(語り)という形式が斬新だったのか、ちょっと戸惑った方もいるのかもですが、その辺は戸田さんの底力で、みんなを引き付けてくれました。バンドの女性陣(コントラバス・ドラム・ピアノ)お三方もちょっと演技されててキュートでした。

 

最後の方で、舞台を降りて客席の花道を歩き出したので、私の方まで来てくれるかな?って期待したけど…残念ながらそれは早とちりでした^^;

ちなみにゆるキャラ・うながっぱは、やなせたかしさんが生み出したそうですよ。戸田さんがおっしゃってたので間違いないでしょう。

 

しかしまぁ会館がバス停下りてからわかりにくいこと!もう少し表示をお願いします、会館関係者各位…m(__)m