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なんでしょうねー。ベタなんだけど泣いてしまいましたね。
やっぱり吉行和子さん演じる「がばいばあちゃん」がいいんですよ。
「ケチはダメだけど、節約は才能?」だったかな。夫に先立たれ、
女手ひとつで7人の子供を育てて来たからには、辛いこともたくさんあったに違いない。
でも決して過去の感傷にひたらず、前を向いて生きる力強さに打たれました。

笑顔でいれば、つらいことも乗り切れるんだ!と
いつも明るいがばいばあちゃんを見て、感じましたね。


我が家は仕事柄食べ物の頂きものが多く、冷凍麺や食パン、
ベーコンなどなど人用・犬用にして、できるだけ消費してるつもりだけれど
がばい(佐賀弁で「すごい」の意味だそうです)ばあちゃんには
とてもじゃないけどかないません!
実に拾ったもの・もらいものを大事に有効に活用してるんですよね。


映画の中にいい言葉がいっぱい出てきます。
「つらいことは夜話さない。昼話したらたいしたことないと思える」
「この世の中拾うものはあっても捨てるものはない」
(これは現代だとなかなか難しいと思いますが・・)
「本当のやさしさは気づかれないこと」


運動会で、先生たちが明広(今の島田洋七さんですね)の
お弁当がご飯に梅干だけで彩りがないのを知っていて
「おなかが痛いから、弁当取り替えてくれ~」と
次々やってくるシーン。「ごきげんよう」で洋七さんが話していたのを
聞いたことはあったんだけど、改めていい話だな~と思いました。
おかずがいっぱい入ったお弁当を先生たちは食べさせてあげたかったんですね。


くずれた豆腐だと半額で売る豆腐屋さん(緒形拳)
明広少年が買いに来たのを見て、わざとくずれた豆腐にしてくれたり
目医者さんが、帰りのバス代を手渡してくれたり・・
今の日本より貧しかったでしょうが、人情があった時代
だったんだろうなとも思いました。(舞台は昭和30年代です)


「本当のやさしさは気づかれないこと」か~。
いや~私はまだまだです(笑)


「佐賀のがばいばあちゃん」公式ホームページは