イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

先週、「ゆるナビ」を見ようとして偶然最後だけ見た「あの歌がきこえる」
なんとテーマはオフコースの「さよなら」と知り
再放送を待って見ました。15分ほどの番組でしたが、見入ってしまいました。


オープニング、ノリノリの佐野史郎さんが真っ白なタキシード姿
に変身したので、「何事?」と思ったら
少女マンガの世界へといざなう・・という意味合いだったらしい(笑)


視聴者の曲にまつわるエピソードを漫画家さんに描いてもらい
その曲をBGMで流すという企画なのですが、最初は花村えい子さんの絵
きれいなんですが、あまりに少女マンガチックで引いてしまい・・
(カップルが「アハハきゃっきゃっ」と言いながら追いかけっこなど)
エピソードのご本人にも花村さんにも失礼だよな~と
思ったのですが、徐々に入り込んで最後には泣いてしまいました。


会社の後輩として入社してきた卓史さん。由実子さんはひとつ年下の彼に
「家が遠くて通勤に一時間半もかかるのよ~」と愚痴ったのだとか。
「じゃあ、俺、由実子さんのために車かいます!!」
(すごくないですか~?一人の女性のために車買うって。
もうそこで、ウルルと来そうだったのですが)
有言実行、本当に車を購入した卓史さんは由実子さんをいつも車で送り
車内で楽しい時間を過ごしていた。そしてプロポーズも・・。


ところが卓史さんは肝炎で入院。期間が長引いたため、解雇されます。
それを知った由実子さんは彼のアパートへ。しかし既に引っ越した後。
彼の置き手紙は「自分のことで精一杯で、君を幸せにすることはできない」
と言った内容だったと思います。人づてに彼がお兄さんの仕事を
手伝っていると知り、お店まで訪ねていく由実子さん。
「あなたの仕事がなんだっていいのよ、一緒にいたい」
そして二人は結婚。卓史さんはギターが上手で、よく弾き語りをしてくれたという。
「言葉にできない」は卓史さんが、自分の由実子さんへの気持ちを表している歌だと言い
歌ってくれたそうなんです。うん、ほんとにいい歌詞ですしね♪


やがて二人は二児のパパとママになり、幸せに暮らしていた。
ある日、卓史さんが倒れる。診断の結果、肝臓がん。余命一ヶ月。
自宅療養するご主人に、アルバム「自己ベスト」をプレゼントする妻。
卓史さんは「小田和正、やっぱりいいな~」と嬉しそうにアルバムを手にしたそう。
余命の告知をすべきか迷った末、由実子さんは真実を告げ、
夫は静かに受け入れて、この世を去った・・・。


冒頭で由実子さんは「若くしておばあちゃんになった」とナレーションがありまして
実際まだお若そうでした。その若さでご主人を亡くすのはどんなに辛いことだったでしょう。
私事ですが、父は余命数ヶ月と宣告されたので、告知については悩んだのですが
伯母(父の姉)とも相談した結果、告知はしませんでした。
(胃がんだったので「ガン」であることは告げましたが)
しかしその判断が正しかったのかは分かりません。ずっと分からないだろうと思います。


「言葉にできない」は由実子さんと旦那さんとの思い出が
たくさん詰まった曲なんですよね。一生忘れられない歌だろうなぁ~。


「あの歌がきこえる」ホムペは
http://www.nhk.or.jp/anouta/