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今週は封切りの映画が多くって、ハイペースで見てます。
消化しきれな~いというのが本音です・・ああ、集中力が欲しい!


この作品は「映画の宣伝間違ってる!」という噂を
聞いてまして、そうなんだな~と見る前から思ってました。
夫婦愛も描かれていますが、今のアフリカの現状。
官民の癒着・しょせん長いものには巻かれろなのかと
腹も立ってくるわけなんですが。
最後まで「どうなるの?どうなるの?」
とひきつけられました。サスペンスタッチです。


赤茶けた屋根の家々、あふれかえる人ごみなど
アフリカの畳み掛けるような映像。
あ~そっか、どこかでこういうの見たことある!と
思ったら「シティ・オブ・ゴッド」の監督なんですよね。


イギリスの外交官ジャスティン(レイフ・ファインズ)は
亡き妻のことをとても愛していた。だが妻が何をしようとしていたのか?
疑心も抱いていて探り始める。そこは観客も感情移入しやすいと
思うんですよ。だから私は夫婦愛に泣けたところもあるんです。


だけど結婚していて、相手のためだからと、秘密を隠し続けているのは
ちょっとさびしいなという感も否めませんでした。
ジャスティンの家は代々出世する外交官の家柄ということらしいんで、
彼の名誉を傷つけたくなかったのかな~。


最初は柔和ながら受け身でどこか物悲しげな
ジャスティンがどんどんたくましく「情熱」「勇気」
を持って行動するようになっていく。
まるで妻テッサ(レイチェル・ワイズ)が乗り移ったかのような。
テッサが生前あるアフリカ人を救おうと夫に言ったのと
同じ言葉を似た状況でジャスティンが発した時
彼女の魂が彼に宿ったのだと確信しました。


レイチェル・ワイズ演じるテッサはジャスティンが評した
ように「情熱的」で「行動派」どんな時にでも弱い者をいたわり
アフリカの人々のためにアクションした姿には打たれました。
アカデミー賞助演女優賞も納得。
冒頭の彼女が、まくし立てるように外交の批判をした時から
ジャスティンが彼女に惹かれるのがわかる気がしたなぁ。