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画像一枚目が「RENT」二枚目が「家の鍵」です。
「RENT」

どの曲も素晴らしいんですが、特にテーマ曲「SEASONS OF LOVE」は吸引力がありますよね。
東京に行って街中で流れた時も足を止めてしまいました。
7人の男女の友情・愛情・夢・挫折が一年を通して描かれる。
ニューヨークは家賃(RENT)も高くて芸術家が住むには厳しい街。
それでも彼らを魅了するパワーがあるんでしょうね。
中盤ぐらいに集団で歌われる「アーティストは目立ちたがりで・自分勝手で」
という歌は圧巻でした!(画像はちょうどそのシーンです)
今年舞台も日本に来るんですね。

1989年のニューヨークの話なので、エイズが問題になり、
日本でもさかんに取り上げられたのを思い出します。
エイズの患者たちが集まって話す会合。
誰が自分が死んだら悲しんでくれるんだろう?という歌詞には共感。
せめて生きた証を残してこの世を去りたい。
アーティストならば作品を世に送り出したいと思うんだろうなー。

エンジェルのパワーあふれるダンスに始まり、ミミのセクシーで挑発的な踊り、
恋敵ジョアンヌとマークのタンゴ、 抗議ライブでのモーリーンの
シニカルでユニークなパフォーマンス 見所満載ですー。
しかしミュージカルだから当然なんだけど、皆なんであんなに歌がうまいんでしょう!
あんな風に歌えたら楽しいだろうなとふと思ってしまいました。
「くれあれく」のyasuyoさんの記事で、「SEASONS OF LOVE」を聞くことができます♪
http://blogs.yahoo.co.jp/erayasuyo/33366800.html

「家の鍵」

監督の名前と主人公の名前が一緒の「ジャンニ」だから本人を投影してるのかと思ったり。
パオロ少年(アンドレア・ロッシ)はハンディキャップを
感じさせないくらいユーモアにあふれて好奇心旺盛だ。
体が自由に動かせるならスポーツを思う存分やりたかったに違いない。
しかし聡明な彼でもこころの闇に迷うことがある。
そんな時 親は黙って帰って来るのを待つしかないと語る
ニコール(シャーロット・ランブリング)

彼女は一体何か国語話せるんだ!今回も伊語 独語 仏語を自在に操っています。
ニコールの言葉にはいちいち含蓄があるのだけど、
娘より元気で健康な子に嫉妬するのは恥ずかしいと
私は思わないと言い切るのが潔くカッコいい。
もう一言ハッとさせられるシーンがあるのですが、
障害を持つ子供の親の苦悩の深さを垣間見てしまったようで。
自分の仕事も趣味も棒に振らざるを得なかった二十数年間。
それは取り戻したくても取り戻せないのだ。

最後はハッピーエンドかと思いきや先にはまだまだ問題が
山積みなのを予測させ、いい終わり方でした。
わたしに子育ての経験はありませんが子供から教わることが
親はたくさんあるんだろうな。そしてジャンニ(キム・ロッシ・スチュワート)
の涙は父親として自分の不甲斐なさを痛感してだったのだろうと。

障害者の出て来る話だと堅苦しく考えられる方もおられるかも
しれませんが、笑える箇所も随所にありますよ!