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今度映画が上映されますね。原作を読むと、映画を見たとき
「あ~イメージと違った~」なんてことになるかもと思い、
大抵読まないのですが、気になっていて今回は読みました。


以前、後輩に「面白いから」と薦めてもらってたんですが、
当時はまだ「本読むモード」じゃなかったんですよね。
(このところ、読書づいてるんですよ)
文庫化されたのを読んでみたら「次、どうなるの?どうなるの?」
ってあっという間に私としては短期間で読みきりました。


中流家庭の娘で勉強もできた松子がどうして
こんな人生を歩むことになったのか?
転落するきっかけがリアルというか、
誰にでも起きうることだな~ってそこにまずひきつけられるんです。


「嫌われ松子・・」ってタイトルでは
あるけど松子は決して嫌われ者じゃありません。
器用で頭もいいし。もう少し物事先のことを
考えた方がとは思わせられますけども。
ボタンの掛け違いというか、ひとつのことから
平凡であるはずの人生が狂ってしまう。
松子に幸せになって欲しいと読者は思うはず・・


具体的にどんなかは映画か本で確認していただくとして、
彼女の人生をある人物がまるごと知ることになるわけで
松子もそれで報われるんですよね。
そしてその人自身も成長する、うまいことできています~。

さて、映画版はどんな風に料理されてるんだろう?
久しぶりに試写会にも応募してみました。




実は「嫌われ松子・・」の下巻は東京で買ったんですが
時間があったので、森昌子さんの話題の「明日へ」を
パラパラ立ち読みしてしまいました~。

何故離婚したかというのは当人同士にしかわからないとは
思うんですが、読んでいて昌子さんが旦那さんを好きになったのは
その仕事ぶりであり、心が離れていくきっかけになったのも
仕事なんだな~というのが皮肉に感じましたね。
ジョイントコンサートを昌子さんに持ちかけたのは
進一さんなのに、久々のステージに緊張する妻への配慮が
足りなかったというのがはじまりのようでした。