イメージ 1

イメージ 2

どうも最近、映画の感想がスランプ気味なんです。
前から「得意です~」って言うほどではとてもじゃないけどありませんが・・
うまく書けないんですよね~。でもせっかく見てきたので書いてみようと思います。
画像一枚目「リバティーン」二枚目が「Vフォー・ヴェンデッタ」
「リバティーン」

ジョニー・デップが17世紀の放蕩詩人を演じると言う話
なんだか顔面もえらいことになってるとは
聞いていたんですが、迷いながらも見に行くことにしました。

最初の三行のせりふでジョニデが出演を決めたと
聞きましたが・・「なるほどな~」と思いましたよ。
お芝居仕立てになっていて最初と最後で自分について
ロチェスター伯爵(ジョニー・デップ)が語るんですよね。
絵の才能も文の才能もあった男。
あまりにも才能が豊かで頭も良かったから
世の中を冷静に見すえてしまったんだろうか。

その彼が、虚構であるはずの「舞台(演劇)」には唯一心を燃やし、
見出した女優リジー(サマンサ・モートン)に
演技の稽古をつけるのはわかるような気がしました。
リジーって映画の中では言われてたんで
気づかなかったんだけど、正式名は「エリザベス」
正妻の名も「エリザベス」因縁を感じますね~。

(ここからネタバレになりますかね~?)

病に侵されたロチェスターは死の床についても
自分の考えをまっとうして行動する。
それはある意味立派なのかもしれないんだけど
何とも言えない気持ちになりましたね。
妻にも母にも改心したのは最期の時を迎えたから・・
もっと早くそうなっていたらと思わずにはいられないんですよね・・
「Vフォー・ヴェンデッタ」

「仮面の男」(笑ってるように見える!)に惹かれて見て来ました~。
いや~かっこいいんですよ、「V」は。
ナイフさばきは鮮やかだし、お料理もできるし
(黒い服にカラフルなエプロンもお似合い)モダンな家に住んでいる!!
イヴィー役のナタリー・ポートマンは
思い切りぶりぶりのコスプレからスキンヘッドまで。
こりゃポートマンファンにはたまんないんじゃないでしょうか?

独裁国家に対し、一人立ち向かう「V」人の心に芽生える「怖れ」
こそ武器だという言葉も出てきましたが、本当にそうですよね。
恐怖心をあおって人を縛りつけ統治するやり方。
「両親ほど私は強くない」とどこかおびえている
イヴィーに試練を与えたのも、後から考えれば「V」の愛情ですな~。
あん時は「ひどいことする人やな~」と単純にも思っちゃいましたが。

「オペラ座の怪人」との共通点も多くあるようですね。
私はずっと前に映画化されたものなら見たことありますが
去年話題になった作品は見ようと思いながら
いまだ見てませんので・・こりゃ見ないといけませんね。

しかし「ビッグベン」(国会議事堂)があんなことに
なっちゃうなんて、考えられないんだけど・・すごい!
チャイコフスキー作曲の「1812年」が効果的に
使われているのも素晴らしかったです。

ところでゴードン役の俳優さんって同性愛者の役が
多いんだよなぁ~。「オスカー・ワイルド」も主演でしたよね?
彼の番組での議長批判が最高でした。
日本じゃあそこまで辛らつにはやんないでしょう。
前にイギリス行ったとき絵葉書でも
ロイヤルファミリーをシニカルに描いてたものがあって。
「リベラルなんだな~」って感心したのを思い出します。

議長の名前がサトラーで彼がやってきたこと
云々を見てるとナチスと重なるので・・(原作はコミックだそうですが)
見てて生々しいと言うか、結構おぞましいシーンもありました。