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今週は、映画を早くも二本ハシゴしたんです。
両方とも見ごたえのある作品とは思いましたが
どうも私にはうまく感想を書きづらく・・二本まとめてさくっと(?)
簡単に感想を書きたいと思います。

いざ書き終わったら結局長い感想に。すみませんでした・・

まず 「ウォーク・ザ・ライン~君につづく道」

主役のジョニー(ホアキン・フェニックス)と
彼の想い人・ジューン(リーズ・ウィザースプーン)が
二人とも歌がうまいので、すごいなぁ~とまず思ったんですが。
ジューンの着てる服はかわいかったですよね。
あの落下傘のようなスカートは、女性なら憧れる人が多いはず。

(ややネタバレか??)


小さい頃から有名人だっただけに心無い人たちの
言葉に傷つき、ジョニーへの想いに揺れるジューン。
売れっ子歌手になることで、名声をほしいままにするがゆえ
退廃的な生活を送るジョニー。二人とも好演でした!
去年見た「レイ」も実在したミュージシャンの話
だったので、つい比較してしまいましたが・・
兄弟を小さい頃に亡くしているのも、くしくも一緒なんだよな。

自身が貧困な暮らしをしていたため、
社会の底辺にいる人間の気持ちを歌にしたジョニー。
作中にも「靴磨きの少年」の歌や「刑務所の囚人」の
心情を歌った歌が出てきますが
彼が復活したのも、そう言った人たちのラブコールに
応えてだったんだろうな~。

しかし感謝祭に、奥さんと彼女、
二人の親が一堂に会するってすごくないっすか~?
そこはびっくりびっくりでした。
「るにん」

奥田瑛二監督第二弾。前作『少女~an adolescent』が
結構好きだったので見てきました。

江戸時代「鳥も通わぬ島」八丈島に島流しになった人々。
そこから何としてでも脱出しようとする男がいた
という史実を基に映画化。

松坂慶子さんは、私が子供の頃にすでに大女優でしたが
今回も妖艶な魅力。島の人々を母のような寛容さで
受け入れる女性でした。

八丈島の厳しい自然はあますことなく描かれ
「赦免」で晴れてこの島から出られることを
夢見る「流人(るにん)」たちの気持ちが
痛いほど伝わってきましたし。

飢饉がおきれば、「お金」など何の役にも立たない。
殺気立った村の中で、起こる出来事には
身の毛がよだちましたが・・やっぱり監督おいしいとこどりかな~。

オープニングのタイトルの入れ方とか見てると
奥田さんは日本じゃなくてバリバリ海外意識して
作ってるんだろうな~というのもわかりました。
特にヨーロッパ方面では支持されそう。

私には一作目より、さらに芸術的であったので
ついていけないところもありました・・
(というか、食事後だったので睡魔が少々)
が、いい映画だと思いましたよ。

撮影当時16才ながら小悪魔的ムードを漂わせていた
花鳥(伊藤麻里也)の挑戦的なまなざしが忘れられません!
遊女として売られたら、ほかに選ぶ道はないんですもんね・・
貧しい家庭に生まれた少女の宿命なのでしょうか。切ないけれど。

島流しを通して、それぞれの人生が変わる。
そんな様もよく描かれていました。