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なかなかいいらしい。おすぎさんもお勧めらしい
って話を聞いて年の暮れに見てきました。
年配の方が観客には多かったですけどね。
「月イチゴロー」で大下アナが言っていたとおり、
蒼井優ちゃんの広島弁はよかったんじゃないかな~と
出身者のはしくれとしては思いました。


戦況が悪化する中、訓練期間も短縮して、
戦艦大和に乗り込んだ少年兵たち。
「お国のために」と大志をいだいて志願した人もいたでしょうが
経済的な面で、親を少しでも楽させるようにと
志願した人もいたことが、この映画でわかりました。
15歳で、そんな道を選択せざるを得ない時代が日本に
あったんですよね。今では信じられないですけれど。


戦闘シーンはド迫力でした。見てて怖くなったぐらい。
むざむざ死にに行くような任務を遂行しなければならなかった大和。
若い命を散らしていいものか、上官たちも悩んだんだろうと思います。
家で待つ女たちの気持ち。特に白石加代子演じる母親の涙が
如実に語っているように思えました。


中村獅童は今回も曲者の役で。またピッタリなんですよね~。
反町隆史はかっこよすぎという感じもありましたが
下のもののことを常に考える素晴らしい上官でした。


戦後60周年。戦争が風化してきたといわれますが
私の祖父母・父母も幼いながら戦争体験者だったわけで。
決して戦争は昔のことじゃないんだよなぁと。
思いを新たにしつつ、劇場を後にしました。


なんだかまとまらない感想でごめんなさい。
そうそう長島一茂が、なかなかいい役で登場してたと
思うのですが、(出番自体は多くはないので)
彼の役には実在のモデルがいるという話を聞きました。

「日本には、アメリカと十分渡り合える戦力がなかった
そのことを示すために、我々が死んで行くのだ」
下官たちを冷静に諭す姿が心に残りました。
今の日本の平和は、大和の乗組員の彼らを含む戦争で亡くなった多くの
人たちを礎にして成り立っていることを忘れてはいけないんですね。