今日は「レディースデイ」なので(私の住んでるところでは)
女性は1000円で映画が見れます。なので久々に二本ハシゴしてきました。

「容疑者室井慎次」


一連の踊るシリーズとは一線を画しているのは皆さんの感想で知っていたし、
賛否両論分かれてんだなーと言うのも耳にしてました。
確かに「踊る」らしさはかなり排除されてるかな?
あ、でもスリーアミーゴスは出てきますし、笑える箇所も何か所かあるにはあります。

新宿北署が元教会って設定ですが、そういうのって実際にはないですよね?
眉間にしわよりっぱなしの室井さん(柳葉敏郎)や筧利夫、
警察庁 警視庁のおじさんばかり見てるのは息苦しいんで、
田中麗奈ちゃんは一服の清涼剤になりましたね。フレッシュだし。
地味な服装なのは拘置所の室井さんに会いにいくからかと
思っていましたが、その訳も後から判ります。

しかし正義を貫き通そうとすると、排斥されそうになるのは世の常なんでしょうか。
出世のためとか保身とか、今回も普通の会社とも共通する警察の内部が表されていました。
小木さんが出て、ついに哀川さんまで登場だから、一世風靡セピアだ!
と思ったのは私だけじゃないはず。
最後辺りの展開は引っ張った割に肩透かしかな。
実際ああいうことはありうるのかもですが。
ヤッシー(八嶋智人)率いる弁護士軍団は不気味で。
なんでも法律で罰することができると考えると恐いですね。

室井さんの奥に秘めたものを知るにはいい作品だと思います。
あんな長い時間話すのを見られるのは最初で最後かも?
柱時計のあるクラシカルな喫茶店は一徹な彼にぴったりはまっていました。
新宿北署に置いてあった人相の悪いぬいぐるみキャラ
(「湾岸くん」に対抗?)が気になってます。名前があるんだろうなー。

今、公式サイトを見てきたら「オドログ」っていうブログサービスまで
あるんですね~。作中に出てくる「日記」の内容も一部公開されています。


「NANA」


矢沢あいの同名人気漫画を映画化。監督が大谷健次郎
(「とらばいゆ」「アベックモンマリ」)ということだし、見てきました。
宮崎あおいはかわいいし、中島美嘉は怒鳴るシーンが結構あって迫力ありましたよ。
かっこよかった!

二人の「NANA」は20歳っていう設定で、あおいちゃんはともかく・・
中島さんはいくつなんだっけ?と今調べて。22歳か~。
存在感あるし、大人っぽいですよね。キャスティングはばっちりじゃないでしょうか?
その分、お風呂でのスッピンがかわいかったです(^.^)

一両しかないディーゼル車(多分)に乗って、仲間が別れるシーンが
あったんですが、ナカナカ「ええ」シーンでして。泣いてしまいましたね。
女同士の友情も微笑ましく、正反対の性格だからこそ、意気投合した二人なのかなと
感じました。ファッションもパステル系とブラック系で対照的で楽しめました。

しかしこれは若い人が見る映画なんかなという気もいたしました。
そんだけ自分が年取っちゃったのかと思うと哀しい。
もっと若い頃、10代の頃に見たら感動できたのかなと・・
原作を読んでないから、読んでみないとなぁという気持ちが
ますます大きくなってきましたよ。