↑やはり山田美保子さんから胡蝶蘭が。小西真奈美さんは千鳥ノブさんからお花きていました。(ファブリーズで共演してますね)
チケットゲットはあきらめていましたが、立見席も販売となり、なんとか行ってきました。
2階最後尾から会場を見て、お客さんはいっぱい。満員御礼。立見席も完売だったのでは?
開演前からそれだけで感無量でした…
1話・2話とでわかれていて、1話は「わからない言葉」というタイトル。ワンちゃんと生活する夫婦と、旦那さんの知り合いのカップルをめぐる物語。また旦那さんの知り合いというのが、中央アジアの小さな国の人(しかもとびきり明るい・(笑))という設定で。日本人同士ならもちろん最初に言葉ありきで会話できるけど、言葉が決してわからなくても「相手をわかろう」とすると、ある程度の気持ちは伝わるんだなぁなどと考えたりしました。それはわんこと人間でも同じことで。剛君が演じる「男」は実はハッピーという名前の犬なんですよね。
犬は「ごはん」「さんぽ」とか簡単な単語はわかるけど、パパとママ・飼い主さんが長々と発する言葉は完全には理解できない。だけど今ふたりが「楽しい」のか「険悪な空気」なのかは感じ取ることができて。犬ってそうなんですよ、めっちゃ空気が読めるの、我が家の犬も。だから飼い主さんが楽しければワンちゃんもうれしいし、飼い主さんが喧嘩してればもちろん心配になるんですよね…そういうことをしみじみと感じた1話でした。すぐ帰って我が家の犬に会いたくなりました(笑)
剛君の愛犬・くるみちゃんがチョコっとスクリーンで登場するサービスシーンも。会場はあたたかい笑いで包まれていました。
2話は「笑って忘れて」こちらは実はタイトルがすべて物語っているんですが…まだ公演も残っているので、あまり詳細は書かない方がいいかな?結婚して10年の夫婦なんだけど、奥さんの悲しい顔を見たくなくてつい笑わせちゃう旦那さん・弦太郎が剛君、小西さんは妻役です。小西さんは今40歳なんですよね。いや~もうかわいい。信じられないです、本当に。「蒲田行進曲」のときは、ラッキーにも前から三列目の席で見たことがあるんですが、小西さんは顔が小さくてまるでお人形さんみたい。見とれちゃいましたもの。
19年前の「蒲田」で共演したふたりは、いわば「戦友」みたいなものらしく。つかこうへいさんのハードな稽古・指導についていくのにお互い励ましあって過ごした日々があり、その絆が現在もしっかりと結ばれているとのこと。セリフも設定上何度も同じ話を繰り返すんだけど、よどみなくテンポよく絶妙の掛け合いなのです。信頼関係がある、このふたりだったからこそかなと。途中出てくる近所のお医者さんが池田成志さんなんですけど、もう池田劇場が最高に面白いw どこまでアドリブだかわかんないですけど、ドッカンドッカン会場も受けてましたので。さすがって感じです。
同じつかさんの舞台で育った先輩である池田さんが、「小西さんと剛君をつかさんがすごくほめてた」っておっしゃってたので、うれしかったですね~。「蒲田行進曲」も最高にいい舞台でしたから。しびれました…。
「笑って忘れて」は、ハハハと笑わせられながらもきゅんとして、お互いを思いやる夫婦の関係性に切なくも涙してしまうハートウォーミングな物語でした。客席結構鼻をすすっている人いましたし。私もご多分に漏れず(笑)結婚して10年たっても、ふたりのようなほのぼのしてかわいい夫婦がいたら素敵だなと思いました。
暑い暑い京都でしたが、遠征して本当によかった。見た後も心地よい・ほんわかした気持ちを抱いたまま、高速バスに乗り込みました。こんな幸せな気持ちをもらえる舞台なんてそうそうありません。淀川フーヨーハイさん・あべの金欠さんは、とても優しいあたたかい方々なんだろうと実感しました。
畠中洋さん・小林きな子さんもそれぞれ素晴らしく、1話目のカップル役もよくまぁ一回も噛まずに難しい言語(実際には存在しない)を楽しそうにあやつられていたなぁと感心。2話目はおふたりとも出番が違いましたが、心和む笑いを私たちに提供してくれました。力のある役者さん5人のお芝居は見ごたえ抜群。改めて演じる人って偉大だなぁと感じています。
満員御礼の舞台ですし、ぜひ「Part2」もお願いしたいです。今度はできれば名古屋公演も…よろしくです~(笑)
京都観光もしたので、後日写真をアップしつつそのことを書けたらと思います^^