出典・映画.com
このところ各テレビ番組で絶賛番宣中(笑)の映画。原作は佐伯泰英さんなんですよね。佐伯作品は読んだことはあるんですが、本作は未読です。原作はどうやら相当の長編のようで…そのせいなのか、3年間の江戸勤めを終え、故郷・大分に戻った磐音と幼馴染2人の身の上に起きる事件があまりに突然すぎてびっくりしましたが、最後まで飽きない展開で面白かったです。普段はおっとりとして腰の低い、しかしどこか影があり、いざとなると強いという磐音は松坂さんにぴったり。素の部分で似たところがあるのでは?と思わされました。
磐音には結婚の約束をしたいいなずけがいたのに、不慮の出来事でそれがかなわなくなる。これがまた切ない。芳根京子さん演じる奈緒とこの後どうなるのかも気になるところ…。続編も視野に入れているのかな?
訳あって国許を去り、浪人になって江戸に再度上った磐音は、うなぎをさばく仕事をしつつ、両替商の用心棒で雇われることに。田沼意次の行った金融対策により、両替商同士が争わねばならない修羅場を乗り越えるため、磐音は知恵を絞って名案を考えるのでした。
キャストも豪華で、悪い両替商に柄本明さん。この特殊メイク見てください。もうコントなんですが(笑)さすがの怪演でした。
ゲスト出演で早乙女太一さんや陣内孝則さんも出ていたし。ピエール瀧さんの代役は奥田瑛二さんが演じていました。
磐音にほのかな恋心を抱く町娘・おこんに木村文乃。ちゃきちゃきの江戸っ子って感じで小気味よかったですね。磐音とおこんがどうなっていくのかというのも見ものです。
しかしながらうちの近所のシネコンでは、それほど混雑していなかったので、もっとお客さんが入るといいんですけどね。時代劇を普段見ないって若い人も見に行ってくれないものかなぁ。