出典元:映画.com
どうもネットで書く仕事をしていますと自分のブログの更新がおろそかになってしまう💦
まぁこれはいいわけではありますが、久々に🎥も見てきたので軽く感想を。
~思い切り以下ネタバレしていますのでご注意くださいm(__)m~
「メアリーの総て」というロンドンが舞台の映画です。なんと18歳で「フランケンシュタイン」を書いた少女のお話です。
とはいえ壮絶です、16歳で恋に落ち駆け落ち、しかも相手は実は妻子持ちのお金持ちのボンボンだったという。
情熱のまま愛し合い妊娠し、その相手(パーシー)の子どもを産むも、生後数ヶ月で亡くなってしまいます。(※実際はもっと亡くなるのはあとになってかららしいのですが)
まず自分の母親が自分を出産したことから死んでおり、継母と暮らすというのがなんとも。
義理の妹とはまだ仲良しだったからいいようなものの。
パーシーは父親の屋敷を担保に贅沢三昧したり、借金取りに追われて急きょ家を出て行かねばならなかったりと。
まぁよくついていったなぁとも思いますが…今さら実家にも戻れんしねぇ…
それでも相手を責めこそすれ、「こういう相手を選んだ自分が悪い」ときちんと自覚し、逆境をバネに作品を書いたのは強い女性だなと思いました。
悲惨な境遇にあっても誇り高く美しいメアリーにエル・ファニングは適役でした。
すっかり大きくなったんだなぁと感心することしきり。
こういう英国のずっしり来る映画といいますと、私は「日陰のふたり」を思い出します。
あれはたしかいとこ同士で結婚して、うとまれてしまう夫婦の話でしたが、あっちの方がもっと救いがなくて悲惨だったなぁ。
原稿を各社に持ち込むも「若い女性の書く題材じゃない」などとけんもほろろ…。一社でも乗り気になってくれた出版社がいたのは本当によかった。
小説を女性が、しかもうら若き少女が というのは当時は到底信じられないことだったんでしょうね。
フランケンシュタインは小説としてはきちんと読んだことなかったので、今度きちんと読んでみなくちゃなと映画を見終わって感じました。