夫が子ども食堂のお手伝いをしていることは以前にも書きましたが…
最近名古屋市内でも増えてきているなというのは感じており、
一度そういったフォーラムに参加してみるのもいいんじゃないかと行ってきました。
名古屋の社会福祉協議会主催なので、お堅いんじゃないの~?とちょっと
心配しつつ参加したのですが、ふたを開けてみれば皆さんトークがめっちゃお上手で
なんか結構笑いながらいろいろな情報も知りえて楽しいフォーラムでした。
最初に偉い方の挨拶があって、社会活動家の湯浅誠氏の講演が1時間ほど。
開口一番「皆さん、あと10分ほどで羽生君の滑走が始まるのに…こんなところにいていいんですか?」
で場内大爆笑。私もツボって爆笑(実際気になっていた💦)
つかみはオッケー👌ですよ~。さすがラジオ番組に出られているだけあってうまいなぁ~。
わかりやすくて面白い講演内容でした。
子ども食堂は、もちろん食事を提供する場所ではあるのだけど、ただ食事を出すだけでなく
子どもにとって親以外の大人と出会う場所でもあり、親とはまた違う価値観を持つ人間と
遭遇する場所だというのも、なるほどなぁと思いましたし、食事をしつつ、その子の悩みを
さりげなく聞き出すとか、イベントを共有するとか(クリスマスや七夕など)そういう意味もあるんだなとか。
ある高校生の女の子が、子ども食堂で鍋を囲んでいるのを見て「みんな本当にやるんだ!」と
思わず叫んだというエピソードには目からウロコといいますか。鍋を囲むっていうのは
冬の家庭料理としては定番だと思っていたんですが、ご両親がお仕事で多忙でテレビCMの
世界だけのものだと思っている人がいるんだっていうことに衝撃を受けました。
驚いたことにいま日本中で子ども食堂は着実に増え続けており、現在1500以上は
あるという計算になるんだそうです。(湯浅氏による)
そんな増えているのか!と私もびっくりでしたが、だからこそ子ども食堂で起こりうる
不慮の事故(たとえば、お子さんが食卓の角で頭を打って出血)や食中毒が心配だというのが
子ども食堂にかかわる方々皆様の懸念事項のようです。
なので損害保険に加入しておくことが急務だというお話も出ていました。
損害保険も年間で4万ぐらいはかかるので、その保険料だけでも行政に見てほしい
というお話も出ていましたよ。
しかし行政にお金を補助してもらうとなれば、結構子ども食堂に求める条件も
厳しくなってしまうということで、いまそれぞれが個性的にマイペースに営業している
子ども食堂が画一化されるんじゃないかという危惧もあるみたいです。
あっちを立てればこっちがたたず…じゃないですけど、なかなか難しいですね。