
FM愛知開局45周年記念で名鉄ホールで行われた父の日記念ライブで
首謀者(笑)はKANちゃんですが、表向きのMCは馬場俊英さん、
そしてシングライクトーキング、最年少のしゅっとした美男子(とはいえこの方も36歳)
広沢タダシさん、普段から音楽的にも私的にも交流があるようなこの方々。
なかなか楽しいステージが展開されそうだと期待していたら・・
冒頭はビートルズのナンバーを歌ったんですが、ちょっと遅れてきたお客さんがいて
「あ~だいじょうぶですよ、最初トークから始まってるんで。曲は聞き逃してないです」
「でもはじめに僕ら全裸でバクテンしたんでそれは見逃しちゃいましたね」(KAN)
というオトボケぶり。
オトボケというとMCをつとめた馬場さんがエエ味を出していて(笑)
楽器セッティングの都合上、転換(スタッフさんが作業する時間)がいくつかあって
その時はずっと自分たちがトークで間つなぎをしないといかんと思っていたようで
だけど実はミュージシャンは一度舞台からハケればよかったらしい^^;
それを頑張って舞台に出たままで、でも何も思いつかず
客席に向かって「皆さん、どうでしょう?」と問いかけたり
諸先輩(KANちゃんと佐藤竹善さん)に助けを求めたり。
出演者も半ばあきれつつ笑ってました・・もちろん客席も。
若い者から順番に自分のステージ(一人持ち歌3曲披露だったかな)を展開しますが
広沢さんの歌声、張りがあって歌詞も等身大の自分を描いてて好感持てました。
で、広沢さんの新曲がタイトル
「おしり」
新曲のコラボの相手にKANちゃん選ばれて、「KANさんおしりとおっぱい
どっちが好きですか?」とたずねる広沢さん。
真面目に答えるKANちゃん。「おっぱいにはブラジャーも付加的価値と
してついてくるじゃない?」なんですか・・そりはww
タイトルには度肝抜かれましたが女性の強さ、やわらかさを表現した
素晴らしい新曲でした、ハイ♪
続いて馬場さんのステージでしたが、ここで披露された広沢さんと共作した
という「ただそれだけで」が実にいい歌でした。ちょっと泣いちゃったなぁ。
そしてKANちゃんの番に。愛は勝つをガツンとかました後に
「世界でいちばん好きな人」を歌いますが珍しく出だしで二度つまづき
水を飲んで気を取り直してスタート。彼のライブをかれこれ20年見ているけど
こんなことはじめてです。ため息ついていたもんなぁ。
KANちゃんのコラボ相手は、竹善さん、ってかKANちゃんの歌を彼伴奏で
竹善さんがひとりで歌いきるというもの。え~!!!
「自分の歌を人に歌ってもらうと客観的に聞けていい」のだそうです。ナルホド。
「I LOVE YOU」という歌を竹善さんは歌ってくれましたがこの歌難しいそうで。
確かに・・・音域も広そう。竹善さんの伸びやかな声が広がります。
S.ワンダーフレーバーのきいたKANちゃんらしいナンバーです。
SLTのステージではお客さん全員にさびの部分を合唱で手伝ってもらって歌うという
企画も。低音のコーラスで参加しているギターの西村さん
「うざいフランク永井」と竹善さんが一言。ヒドイ(苦笑)
ラストのパートでは、FM愛知45周年だけど開局当時生まれていなかった
広沢さんが自分の父親への感謝の手紙を音読し、その後、60代ぐらいの男性三人登場。
「ホンモノのお父さんは誰だ!?」クイズ。
赤いジャケット着て「みんなニューヨークへ行きたいか?」ノリノリで登場の馬場さんw
質問をいくつかして、答えを聞いたうえでどなたか当てるのです。
結果、皆はずれていたけど、実は私はわかったもんね(笑)
なんと広沢さんのお父上、クラシックギタリストとのことで
二曲披露してくださいました。味わい深い音色とメロディ。
最後には、広沢親子がギター共演、竹善さんメインボーカル
馬場&KANコーラスでビートルズの「She's leaving home」を聞くことができました。
しみじみとしたエンディングの後、アンコールでは・・
「僕らビートルズ世代なんで」と竹善さんが言い出し
「Imagine」が歌いたいという竹さんに対し、KANちゃん「僕はWomanだな」
一歩も譲らない二人。そして二曲をまぜっこして
題して・・・「ウマジン」(爆)スタート。
またこの二曲が素晴らしく溶け合って見事としか言いようがない。
絶妙なバランスでお互い主張するとこはして引っ込むとこは引っ込む。
これはかなり編曲も練りに練って練習もされたものと思います。さすがプロ!!!
ラストのラストはSLTの名曲「Spirit of love」層の厚い素晴らしいハーモニーで
聞かせます。サビ部分聞きほれました。。。
最後は1000人弱のホールでしたが皆スタンディング。拍手喝采!!
演者を見送ったのでした。いや~~ええライブやった・・(しみじみ)