ヨガとサーフィンが私の人生を変えようとしているVo.3


続き


サーフィンのとりこになった私は

毎週末海へ行く生活に変わった。


真っ白だった肌はみるみる小麦色になった。

美白が自慢だったが、もはやそんなことはどうでもよかった。


毎週末が待ち遠しくて、

サーフィンしている間は嫌なことをすべて忘れられた。


湘南に住んで、毎日サーフィンが出来たら・・・

そう思って、物件も検索した。


でも、湘南に住むと通勤時間が今までの3倍になる。


移住にはどう考えても無理があった。


仕事は相変わらず激務のわりにはつまらなくて、

週末とのテンションの落差が日に日に大きくなってきた。


つまらないつまらないと過ごす平日、

死ぬほど楽しい休日。

この差って・・・・。

ものすごく違和感を感じ始めた。


「そう遠くない将来、仕事を辞めよう。」


私の頭の中をこんな思いが占拠しはじめた。

思いだしたら止まらない。それが私の性格。


仲の良い同僚たちに話したが、だれにも相手にされなかった。

「ここより安定した職場でこのレベルのお給料もらえるとこなんて絶対ないよ」

「平日は割り切って、週末楽しめばいいじゃん」

みんな口々にそう言った。

彼らのいうことは間違ってはいない。

けれど、今の私には受け入れることは出来ない。


「通勤が大変なら、通勤しなきゃいいんじゃね?」

ついにそんな考えもよぎり、サラリーマンを脱出することしか考えなくなった。


いろんな固定観念から解き放たれはじめ、私の脳は自由な発想をする楽しさを思い出した。

次々にやりたいことがあふれ出てきた。

今まで趣味もなく、休日はごろごろし、定年まで会社員として勤め上げることになんの疑問も持たなかった

私が、自由に満ち溢れだしたのだ。

突拍子もない夢も含まれるけど、そんなんやってみなければわからない。


ずっとずっと守りに入っていた。


でも本当はなんのスキルもなく、ぬくぬくと安定した職場にいるほうが

今の時代、リスキーだってやっと気づいた。


安定と引き換えに、理不尽さに耐え、時間と自由を拘束され、

自分が自分がいられなくなるよう人生、まっぴらごめんだ。


ヨガに出会わなければ、サーフィンに出会うことはなかった。

サーフィンに出会わなければ、起業を目指すこともなかった。


そう、私は起業する。

絶対に。



ヨガとサーフィンが私の人生を変えようとしているVo.2


続き・・


私のリスペクトするインストラクターは

サーファーだった。

ヨガインストラクターのくせに、

「生徒を前にしていうのもなんだけど、私はサーフィンするためにヨガしているようなもんだ((笑))」

とガハガハ笑っていた。


実際、リトリート中も、宿の目の前の海へ

サーフィンしに何度も行っていた。

彼女をそこまで駆り立てるサーフィンとはなんなんだろう。


私はすごく興味が湧き、体験レッスンを受けることにした。

職場では、サーファーの人がわりとたくさんいたけれど、

話を聞いていても興味が湧くことはなかったし、

なにしろ、チャラチャラした人がするスポーツだと思っていた。


体験してみた結果・・・・



「サーフィンがこんなに楽しいって、どうしてこれまで誰も教えてくれなかったの!!!???」


ものすごい衝撃だった。

波に乗るってこんなに気持ちがいいものなのか。

そして海に入ってるときは、邪念がすべて消える。

沖に出たい、波に乗りたい、それしか頭の中にはない。


こんなに頭が空っぽになって、アドレナリンが出て夢中になれるものを

私はこれまでの人生で出会ったことがない。


リトリート後、私は迷わず、サーフィンスクールに入った。

そして毎週末海へ行く日々が始まったのである。



最終章 へ続く・・・




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ヨガとサーフィンが私の人生を変えようとしているVo.1



続き・・・



ひどい部署に配置され、プライベートもボロボロ。

そんな私の唯一の楽しみが、ヨガでした。


通っているスポーツクラブに、とても素敵なヨガインストラクターが来ていました。

彼女のヨガは、他のどんなインストラクターとも違いました。

心からヨガを楽しんでいて、満たされていて。

満たされすぎて溢れ出たものを、生徒たちに分け与えているように見えました。


彼女はたまにレッスンそっちのけで、話が止まらなくなるときもありました。

ああいう、スポーツクラブに来ているフリーのインストラクターって

時間とか結構しっかり守って事務的に、プライベートは出さずにやるのが一般的なのに。


彼女は異端児のようなインストラクターでした。

すっかり彼女のファンになった私は、スポーツクラブにとどまらず、

彼女の主催するヨガイベントにも足を運ぶようになりました。


そしてある日、彼女が主催する伊豆で2泊3日のヨガリトリートがあることを知り、

申し込むことにしました。


ただでさえ人見知りなのに、その日会ったばかりの人と

2泊3日もできるのだろうか・・・・

そんな不安を抱えながら、伊豆に向かいました。


リトリートの内容は割愛しますが、

とにかく素晴らしかった。

場所も、来ているメンバーも、何もかも。


そこで出会った人たちは、とにかく自分の人生を一生懸命生きようとしていた。

やりたいことを実現させている人、

とにかく夢に向かって頑張っている人、

現状に不安や不満を抱えているけど、なんとか

抜け出そうとしている人。


手抜きして生きている人なんて誰もいなかった。

みんな人間臭くて、あったかくて。

しつこくなくて、おせっかいとかもなくて、みんなナチュラル。

すごくすごく居心地が良かった。


リトリートの最後は涙が出てきた。


私は、人前で泣くってことがほとんどなくて。

感動することもあまりなくて。

今思えば、ココロがカチカチだったんだと思う。


傷つくのがいやで、怖くて、ココロを閉鎖していたんだと思う。


そんな私の心が、たった2泊3日で変わろうとしていた・・・



Vo3 へ続く。


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行ってきました!

日帰りサーフィン&ヨガトリップ!?


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日帰りだけど、深夜1時起きで眠い目をこすりながら運転して行ったので

気分はもう旅行です。


一緒に行ったメンバーは私を入れて4人。

皆、職業も境遇も違うけど、


共通点は「ヨガ好き!サーフィン大好き!」


出会って間もないけれど、かけがえのない仲間です。



いろんなところ周って波を見て、

結局入ったのは銚子マリーナ。


腿腰で初心者には練習しやすい波でした。




やっぱり海って気持ちいい。


たっぷり3時間入ってくたくたになって。


仲間のうちの1人がヨガのインストラクターなので

そのままビーチヨガに突入!


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これまたたっぷり1時間。


サーフィン後のシャバアサナーでは爆睡ぐぅぐぅまるで天国のようでした。


ヨガ&サーフィンのイベントもっと増えるといいのになぁ~




ヨガとサーフィンが人生を変えるかもしれない!

なんて大げさかもしれないけれど、

今私は大きく変わろうとしている。


茨城の大学を卒業し、神奈川で働き始めて10年以上。

なんの疑問もなく安定した職場を選んだ。


一生懸命努力して、そこそこ認められて、それなりのやりがいもあって

このまま定年まで働くんだろなと思っていた。

全然働かないおっさんたちより低い給料に不満はあったものの、

まあ、人生そんなもんだと、給料を貰えるだけ恵まれていると思って過ごしていた。


そんなある日、今年の4月。突然の部署移動。

詳しくは書けないけれど、それはそれはひどい部署で

やりがいのまったくない業務内容(その部署の存在すら謎)、

理不尽のオンパレード、自腹接待の嵐、終電の毎日。

逃げ腰の上司、外面だけはいい管理職たち・・・

そのポジションをたった1人で任されたのです。

前前任者は自殺、その前の人は退職に追い込まれたいわくつきの部署でした。


よくある話なのかもしれないけれど、

私は職場に絶望してしまいました。


そんな中、幼馴染の彼氏とこれまた最悪な形で別れることになりました。


毎日が辛くて、抜け殻のようになって、

それでも容赦なく続く仕事と接待漬けの日々。

それを断るなんている勇気も選択肢もなく日々が過ぎていきました。


そのとき初めて気付いたのです。


「あれ、私がやりたいことってなんなんだっけ?」って。


そんな中、唯一の趣味で細々とやっていたヨガが私の人生に大きな影響を与えることになろうとは、

そのときの私は知るよしもありませんでした。



vo.2へ続く ・・・・