今日の前場、
続伸です!
含み損は減り、利確株も成長し
自分株も素直に決算などの材料に反応している感じ。
余力があれば大暴落時に
もっと買いをいれたのですが、
まあ、仕方ありません。
今は資金管理優先です。
昨晩の米株はPPIアゲでしたが、
今晩は、CPI
明晩は小売り売上高、P景況感指数
とまだまだ怖そうな指標発表が続きます。
何でも、指標トレンドは
インフレから景気に変わったということで、
金曜あたりにドスン!が来ないとは限りません。
それにイラン情勢!
市場参加者が少ないので
落ちると、すぐには戻らないのが怖い…
…ところで、昨日の記事、
好評?のようで多くの方に訪問していただきました。
原因として説明した“円キャリー”(円キャリートレード)ですが、
少し補足します。
円キャリーそのものはシンプルな話で、
金利安の円を使って、
利率の高い債券や株を買う、
という手法です。
自分は長らく外貨口座を持って来たので、
米金利が上がった時に、
先行きわからない個別株でなく、
まず米ドル預金、米債券を考えました。
素人でも考え付くので、
ヘッジファンドなどが考えない筈ありません。
金利差がそのまま収益になり、
資金移動だけでボロ儲け!
と計算です。
円を借りて、
ドル投資するので
常にドル買いが発生して
円安!が続きました。
ただ短期だと得られる利率は少ないので、
彼らは大量の資金投入しました。
論客の池田信夫氏は、
BIS(国際決済銀行)のクロスボーダー借入から
100兆円以上だったと推計しています。
日本の国家予算(一般会計)に匹敵する額です!!
これが突然、巻き戻したら、
それは大変なことに。
そして、今回のような大暴落に…
池田氏が指摘するように、
円キャリーの元凶は、黒田前総裁の金融政策です。
そして、
黒田前総裁を国会に呼んで責任を明らかにすべき、
と主張しています。
物価や市民生活に直接影響を及ぼす
金融政策を決める中央銀行総裁の責務は重いです。
海外では物価高になり、
襲撃を恐れて護衛をつけたり、
責任をとって短期でやめる例もあります。
これに較べると
前総裁への評価はマスコミからして緩慢です。
先日は瑞宝大綬章も授与されました。
その跡を継ぐ人が
貧乏くじを引くことになる!と言って、
官僚、日銀から出なかったために
学者の植田さんが引き受けたのですが、
今回のような結果になりました。
1929年の世界大恐慌や
日本の戦前の恐慌とは違いますが、
今回の暴落で爆損確定した方や
借金した方もいるようです。
やはり、中銀総裁の責任は重いと感じます。
…と書いていたら、
まさかの岸田首相の退陣表明。
11時台に急落したので、
なんでだろうと思いましたが、
コレだったんですね。
その後、日経225は一時マイナス。
でも、13時前後では戻しています。
その後、アゲ、サゲ一進一退…
大引けは200円高にまで戻しました。
前場の36700円近くには及びませんでしたが、
36500円付近まで戻したことで、
首相退陣はネガティブ材料ではなさそうです。
菅さんの時は、
表明後、2000円もの株高になったようですが、
さて、今回は?
首相は、今回の株暴落で辞める訳ではないですが、
新NISA導入、資産所得倍増プラン
と号令掛けながら、放置して退陣とは!
なんだかな~という感じですね。