昨日、発表された
JNTO(政府観光局)報告によると
6月の訪日外客数は二百万人台と、
コロナ以降では、最多となりました。
これは良いニュースです!
これを受けての株価は果たして…
あれ、??
コロナ前に迫る大台、
4年ぶりの朗報だというのに、
恩恵を受けそうな、
百貨店、ホテル、陸運、空運…
すべての企業が上がると思いきや、
まちまちの動き。
上げても大したことはない水準…
特に百貨店BIG3は三社合計でサゲ、
なかでもトップの背番号3099さんが、
1.2%の下落です。
思わずナンピンしようかと思いました。
理由はどうも、
“中国客以外”に反応したようです。
しかし、これ、
中国の“団体客”です。
中国からの個人客は、
米国についで四番目に多い。
それに、もっと重要なのは、
滞在中の消費額です。
観光庁推計の4-6月期で、
1兆2052億円と、
コロナ直前の2019年同期の
1兆2673億円と違いがありません。
この程度の差は、コロナ前から
年度によって上下ありました。
内訳をみると、
ほぼ元に戻った韓国、台湾の
一人当たり消費額は、1.2~1.4倍に膨らみ、
米国は観光客そのものが1.3倍になり、
消費額計で、ほぼ倍増です。
人数も重要ですが、
産業としては、やはり“消費額”ではないでしょうか。
中国団体客は、政治的問題でストップを掛けられているので、米中経済対立が解消されるまではおそらく無理でしょう。
マスコミも、そろそろ消費額の小さい団体客ではなく、
消費額全体で見出しを打ってほしいです。
中国客は無登録ガイドや白タクシーなどの
中抜き問題もありました…