投資に関して「敗者のゲーム」という刺激的なタイトルの本があります。

 

初版は20年前ですが、

今でも売れていて、

日経などにも紹介されているので

ご存じの方もいるかもしれません。

現在、第八版。

 

原題は『負けゲームに勝つ』

 

要約すると、

株式相場の日々のアゲ、サゲに

一喜一憂するのは無駄。

これは個人投資家を指しているのではなく、

世界の相場を作っている

機関投資家を指しているので示唆に富んでいます。

 

しかも、著者C・エリスによると、

機関投資家の大半は、

株式平均インデックスを上回ることができていない。

つまり、負けゲームをやっているということです。

 

知識も資金も情報も持っているプロが、

この有様です。


日々の取引で必要とされる心構え、

戦略などが簡潔にまとめられ、

示唆に富む言葉が多いです。

 

例えば、

“下げた株も、いずれ平均値に戻る”

という言葉を読むと、マイ転してもメンタルを保てます。

 

“下げ相場は、買い時”

それに備えよ、ということです。

機関投資家でさえ

パニック売りで損をしていることを

過去の事例から説明しています。

 

とは言え実践に移すには、

それなりのメンタルや経験も必要でしょう。

 

長期投資に絞って

“価格チェックは一か月に一度で良い”

というのもありましたが、

果たして…