おはようございます。ぶんです。
とうとう明日が日商簿記検定の日となりました。
今日1日あれば、勉強が遅れている方もまだ間に合います。
最終確認項目だと思って下記を参考にしてください。
■第1問
1.商品売買
今回は商品仕入の出題可能性が高いため
まずは商品代金の支払い方法を確認しておきましょう。
仕入×× / 前払金※1××
現金××
当座預金(当座借越)※2××
買掛金※3××
売掛金※4××
支払手形※5××
受取手形※6××
※1 内金、手付金
※2 小切手振出、一勘定制の場合は「当座」勘定となります。
※3 後日払い
※4 為替手形を振り出した。
※5 約束手形を振り出した。為替手形を引き受けた。
※3 手形を裏書譲渡した。
引取運賃は、仕入勘定に加算します!
注意してほしいのは貸方科目です。
引取運賃を後日支払う、月末支払う等未払の場合は
「未払金」勘定となりますから注意してください。
■参考<売上>
前受金※1××/売上××
受取手形××
支払手形※2××
売掛金××
当座預金※3××
商品券※4××
※1 前受金:内金、手付金
※2 支払手形:当店振出約束手形
※3 当座借越残高がある場合は、まず当座借越勘定を減少してください。
※4 商品券:当店発行の商品券を回収
また、発送費についての処理も必ず覚えておきましょう。
当店負担:発送費又は支払運賃××/現金××
先方負担:立替金又は売掛金××/現金××
前回仕入取引が出題されましたが、連続で出題されるケースもありますから
できることであれば、仕入・売上の両方の確認をしておいてください。
2.現金過不足
<不足の場合>
〇〇××/現金過不足××
雑損または雑損失××
<過剰の場合>
現金過不足××/〇〇××
雑益または雑収入××
(注)決算日に過不足が判明した場合は、現金過不足勘定ではなく
現金勘定で処理します。
■参考<小口現金>
現金関係では小口現金も押さえておきましょう。
ポイントは「報告」と「補給」です。
報告時
〇〇※1××/小口現金××
※1 小口現金出納帳の内訳欄(経費)を記載します。
補給時
小口現金××/当座預金××
報告と補給時が同時の場合は、小口現金勘定を相殺した仕訳も認められます。
〇〇××/小口現金××
3.有価証券
売買目的有価証券××/当座預金××
(注)支払手数料は売買目的有価証券勘定に加算します。
間違えても支払手数料勘定を使用しないように注意してください。
また、商品以外のものを購入し後日払いの時は未払金勘定を使用します。
東北復興の国債の販売が予想額の2倍と好調であったようです。
国債の財源が本当に東北復興に役立つよう願っています。
4.固定資産
減価償却累計額※1×× / 固定資産××
減価償却費※2××
未収金××
固定資産売却損××
※1 購入から前期末までの減価償却費合計額
※2 期中売却の場合、当期首から売却時まで月割計算をします。
第128回、129回と購入時の仕訳が出題されていますので
今回は売却の仕訳になるかと思います。
5.資本取引
引出金または資本金×× / 現金××
〇〇××
会社負担として経費になるものは、保険料や水道光熱費など費用処理しますが
店主個人が負担すべきものは引出金、資本金勘定で処理します。
保険料については、次の3つの区別をつけておきましょう。
店舗にかかる火災保険など:保険料
個人事業主にかかる生命保険:引出金、資本金
従業員にかかる保険料を立て替えた:立替金、従業員立替金
6.その他
決算関係の仕訳を確認しておきましょう。
決算整理仕訳として、再振替仕訳は大丈夫ですか。
第1問目に出題されなくても第3問目の出題の可能性があります。
費用××/前払費用××
未払費用××/費用××
収益××/未収収益××
前受収益××/収益××
再振替仕訳とは決算整理仕訳の取消仕訳です。
貸借が逆になりますから注意してください。
次に決算振替仕訳です。
収益の仕訳:収益××/損益××
費用の仕訳:損益××/費用××
利益の仕訳:※損益××/資本金××
※当期純利益の場合は上記仕訳ですが、
損失の場合は
資本金××/損益××
となります。
収益費用残高を減額し、損益勘定に振り替えます。
損益の貸借差額が利益または損失となります。
第2問以降もこの後記載します。