こんにちは。ぶんです。


第128回日商簿記検定試験まであと1日となりました。

皆さん勉強は進んでいますか?

絶対合格しましょう!!

予想も気合いを入れて行きますよ。


3級編


第1問(仕訳5題)


1.商品売上


前受金××     /売上××

当座預金※1××

売掛金××

受取手形××

支払手形※2××


※1

他店振り出しの小切手は現金で処理しますが、

「ただちに当座預金に預け入れた」とあれば当座預金で処理します。

当座借越が出る場合もありますので注意してください。


※2

当店が振り出した約束手形を裏書譲渡された場合、支払手形勘定を利用します。

手形はとても重要です。

しっかりと押さえましょう。


そして商品の売り上げと言えばやはり発送費の問題ですよね。


当社負担(売主負担)=発送費または支払運賃

先方負担(買主負担)=立替金または売掛金


2.有価証券の購入


有価証券の購入でポイントになるのは1つです!

購入時の支払手数料5を、有価証券の購入価格200に加算するということです。


売買目的有価証券205 / 当座預金205


勘定科目欄に支払手数料があっても

使わないでください!


3.固定資産の売却


3回連続予想しているのに出題されなかった項目です。

今回こそは出ますよ~


前期末までの価値減少額は、減価償却累計額で記帳されます。

当期首から売却月までは、月割計算のうえで、減価償却費で仕訳をします。

基本は減価償却累計額勘定を使う、間接法の出題が予想されますが、

念のために直接法も覚えておきましょう。


■間接法

減価償却累計額30/車両運搬具100

減価償却費15※1

未収金50

固定資産売却損5


■直接法

減価償却費15/車両運搬具70

未収金50

固定資産売却損5


そして注意してほしいのは、期中売却の場合です。

当期中の償却費は、減価償却費勘定で処理します。


ちなみに別解として、当期の償却と売却の仕訳を2本しても構いません。


減価償却費15/減価償却累計額15


減価償却累計額45/車両運搬具100

未収金50

固定資産売却損5


4.決算整理仕訳(消耗品費)


■購入時に費用計上する場合

購入時:消耗品費×× / 現金××


決算時:消耗品×× / 消耗品費××

※未使用高で仕訳を行います。


■購入時に資産計上する場合

購入時:消耗品×× / 現金××


決算時:消耗品費×× / 消耗品××

※使用高で仕訳を行います。


(おまけ)決算振替仕訳も確認しておきましょう。


費用××/前払費用××

未払費用××/費用××

収益××/未収収益××

前受収益××/収益××


※決算整理仕訳の取消仕訳を翌期首に行います。


5.手形借入金(仮払金処理)


中小企業を対象とした返済猶予制度(モラトリアム)が

H21年11月検定の時期に話題になりました。

これは「中小企業円滑化法」によるものですが、平成23年3月までの時限立法です。


そう!


経済情勢がまだ不安定な中、あと少しでこの法律の期限を迎えます。

前回手形借入金を予想にしましたが、手形の割引が出題されました。

もう一度期限切れを迎える前に、予想にUPしておきたいと思います。


手形借入金×× / 当座預金××

支払利息××


手形借入金は119回に出題されていますが、利息計算含めしっかり確認しておくようにしましょう。

手形借入金勘定が指定勘定にない時は「借入金」勘定を使用します。


また、借入金の出題として「仮払金」の明細が借入金の返済であるという問題がありますので、こちらも振り返っておく必要があります。

■仮払時

仮払金×××/現金×××

■精算時

借入金×××/仮払金×××

支払利息×××



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上記以外で確認してもらいたいのは商品の仕入れ!


仕入×× / 前払金××

         当座預金××

         買掛金××

         売掛金※1××

         支払手形※2××

         受取手形※3××


※1

為替手形を振り出した。


※2

約束手形を振り出した。

為替手形を引き受けた。


※3

手形を裏書譲渡した。


そして引取運賃は・・・

仕入に加算します!

問題は貸方科目です。

後日支払う、月末支払う等未払の場合は

「未払金」勘定となりますから注意してください。


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第1問は最低3問の正解を目指しましょう!

続いて第2問目以降の予想をして行きます。