こんばんは。ぶんです。
第127回日商簿記検定試験まであと1日となりました。
この時間(1:30)も勉強している方は多いのではないでしょうか。
あと1日しかないではなく、あと1日もあるのですから
勉強が遅れている方は精一杯頑張ってください。
そして、あー間に合わない・・・
という時にもう一度下記を参考にしてみてください。
2級編
第1問(仕訳5題)
1.委託販売(荷為替含む)
荷為替手形の問題が第一予想です!
第一段階:まずは荷為替分と買主から直接代金を受け取る分に分けて考えます。
銀行(荷為替)分×× / 売上××
買主分(売掛金)××
第二段階:次に荷為替分を手形売却損と当座預金に分けて考えます。
当座預金×× / 売上××
手形売却損××
売掛金××
これをまずはしっかりと覚えてください。
ただ、どうしても委託・受託の問題は復習していただきたいのでこのような予想になりました。
■積送時
積送品×× / 仕入××
現金××
当座預金×× / 前受金××
手形売却損××
(注)荷為替を取り組んだ貸方科目は「売上」ではなく、「前受金」です!
■売上計算書受取時
前受金×× / 積送品売上××
積送諸掛××
積送売掛金××
仕入×× / 積送品××
特殊商品売買はどうしても仕訳で1問出る可能性が高いです。
過去第1問に出題されている特殊商品売買を見直しておけばそれで十分です。
試用販売も確認しておけば更に良いはずです。
2.建設仮勘定
■手付金支払い時
建設仮勘定×× / 当座預金××
■建物完成引渡し時
建物×× / 建設仮勘定××
当座預金××
これが第一予想です。
折角ですから売却の仕訳も確認しておきましょう。
☆固定資産の売却
前期末までの価値減少額は、減価償却累計額で記帳されます。
当期首から売却月までは、月割計算のうえで、減価償却費で仕訳をします。
基本は減価償却累計額勘定を使う、間接法の出題が予想されますが、
念のために直接法も覚えておきましょう。
■間接法
減価償却累計額30/車両運搬具100
減価償却費15※1
未収金50
固定資産売却損5
■直接法
減価償却費15/車両運搬具70
未収金50
固定資産売却損5
そして注意してほしいのは、期中売却の場合です。
当期中の償却費は、減価償却費勘定で処理します。
ちなみに別解として、当期の償却と売却の仕訳を2本しても構いません。
減価償却費15/減価償却累計額15
減価償却累計額45/車両運搬具100
未収金50
固定資産売却損5
3.法人税等
法人税減税のニュースが最近よく聞かれます。
経済が低迷する中、諸外国に比べて日本の法人税率は高い!
ということで今回は法人税予想です。
■中間納付時
仮払法人税等×× / 当座預金××
■決算時(法人税確定)
法人税等×× / 仮払法人税等××
未払法人税等××
■確定納付時
未払法人税等×× / 当座預金××
この3つのポイントを押さえておきましょう。
余裕があれば消費税も確認です。
4.株式発行
120回、122回と出題されて4回未出題です。
株式または有価証券のどちらかは出題されるのではないでしょうか。
当座預金×× / 資本金××
株式払込剰余金××
創立費または株式交付費×× / 当座預金××
必ず、創立費・株式交付費の繰延資産も確認しておきましょう。
何故か?
株式交付費と社債発行費を間違える方が多いんですよね。
注意しましょう。
有価証券の売却も必ず確認しておいてください。
5.決算振替仕訳・剰余金の分配
受験生の方が苦手な項目です。
損益××/費用××
収益××/損益××
損益××/繰延利益剰余金××
皆さんは大丈夫ですか?
そして、株主総会において剰余金を分配します。
繰越利益剰余金×× / 未払配当金××
利益準備金××
任意積立金××
ポイントは利益剰余金の積立額です。
STEP1 配当金×1/10
STEP2 資本金×1/4-(資本準備金+利益準備金)
STEP3 1と2の小さい方が利益準備金積立額となります。
第1問は絶対3問以上の正解を目指しましょう!!