こんばんは。ぶんです。


第126回日商簿記検定試験まであと1日となりました。
いつもは2週間前に予想を発表するのですが、今回は前日になってしまいました。

遅くなりましてすみません・・・


それにしても前回の合格率は40.0%でした。

前回が12.4%(ちなみに1級は9.2%)でしたから、当然といえる合格率でした。

さて、問題は今回ですが、やはり25%~35%の合格率の問題を出題してくるのではないかと思います。


あと1日しかないではなく、あと1日もあるのですから

ライバルは自分自身であると、心に誓い勉強をしてください。


そして、あー間に合わない・・・

という時にもう一度下記を参考にしてみてください。


2級編


第1問(仕訳5題)


1.委託販売(荷為替含む)


前回予想通り出題されましたが、もう1回連続予想と行きたいと思います。

ただし、荷為替を含む問題をチェックしておきましょう!


■積送時

積送品×× / 仕入××

           現金××

当座預金××  / 前受金××

手形売却損××


■売上計算書受取時

前受金×× / 積送品売上××

積送諸掛××

積送売掛金×× 


仕入×× / 積送品××


特殊商品売買はどうしても仕訳で1問出る可能性が高いです。

過去第1問に出題されている特殊商品売買を見直しておけばそれで十分です。
できれば受託販売、委託買付も見ておきたいですね。


2.固定資産の売却


3級でも予想していますが、前回は購入問題が出題されいますので

売却問題が出題されるのではないかと思います。


前期末までの価値減少額は、減価償却累計額で記帳されます。

当期首から売却月までは、月割計算のうえで、減価償却費で仕訳をします。

基本は減価償却累計額勘定を使う、間接法の出題が予想されますが、

念のために直接法も覚えておきましょう。


■間接法

減価償却累計額30/車両運搬具100

減価償却費15※1

未収金50

固定資産売却損5


■直接法

減価償却費15/車両運搬具70

未収金50

固定資産売却損5


そして注意してほしいのは、期中売却の場合です。

当期中の償却費は、減価償却費勘定で処理します。


ちなみに別解として、当期の償却と売却の仕訳を2本しても構いません。


減価償却費15/減価償却累計額15


減価償却累計額45/車両運搬具100

未収金50

固定資産売却損5


3.株式発行


120回、122回と1回おきに出題されている株式発行!

それが前回・前々回と出題されませんでした・・・・

と言うことは、今回出題されるかもしれませんよ。


当座預金×× / 資本金××

            株式払込剰余金××


創立費または株式交付費×× / 当座預金××


必ず、創立費・株式交付費の繰延資産も確認しておきましょう。

何故か?

株式交付費と社債発行費を間違える方が多いんですよね。

注意しましょう。


4.本支店会計
第3問で本支店会計が出題される時の前後の回に、

第1問目で本支店会計の仕訳問題が出る可能性が高いんです。


支店間取引の仕訳を再度確認しておきましょう。

支店分散計算制度と本店集中計算制度の違いが分かりますか?



5.決算振替仕訳・剰余金の分配


受験生の方が苦手な項目です。

損益××/費用××

収益××/損益××

損益××/繰延利益剰余金××

皆さんは大丈夫ですか?


そして、株主総会において剰余金を分配します。


繰越利益剰余金×× / 未払配当金××

                 利益準備金××

                 任意積立金××


ポイントは利益剰余金の積立額です。

STEP1 配当金×1/10

STEP2 資本金×1/4-(資本準備金+利益準備金)

STEP3 1と2の小さい方が利益準備金積立額となります。

第1問は絶対3問以上の正解を目指しましょう!!



第2問


伝票会計

119回から帳簿組織と伝票会計が交互に出ていましたが、

なんと帳簿組織が連続出題されました。

ということは!?

今回は伝票会計が出るのではないかと思います。

ここで20点を取らないと大変ですよ!


第3問


精算表

最近国際財務報告基準(IFAS)が騒がれています。

今勉強している簿記も後数年で大きく様変わりします。


損益計算書は、包括利益計算書になりますよ!

Statement of comprehensive income

経常利益もなくなります。


特に今まで利益は、収益-費用で計算していましたが

これからは当期利益と、その他の包括利益の2つから構成されます。


その他の包括利益とは、「時価などが変動したことによる利益」

つまり、資産の含み益のようなものから資本取引の変動を控除して求める事になります。


ということは資産会計が重要になりますね。

資産と言えば、貸借対照表も変わります。


貸借対照表は、財政状態計算書になりますよ!

Statement of financial position


これからば資産会計に目が離せませんね~

と言うことで・・・


「貸借対照表」と言いたいところですが

やはり今回は本支店後の順番通り

ボリュームいっぱいの「精算表」問題だと思いますよ!


上記説明は今回の試験とは関係ありませんが、

2000年の会系ビックバン以来の衝撃が日本を駆け巡るかもしれませんね。


第4問


製造原価報告書・損益計算書


118回、2回飛んで121回と出題されたので124回に出題されると予想したのですが・・・

出題されませんでした。すみません・・・

でもやはり気になります。

■原価を材料費、労務費、経費に分けて記載する方法

■原価を製造直接費と製造間接費に分けて記載する方法

の2つがありますから注意してください。


原価差異の加算・減算を間違えないように!


ただし、第3問で財務諸表問題が出題された場合、

第4問も損益計算書は考えられないので

個別原価計算もしくは工場会計の独立問題も抑えておく必要があります。

第5問


第5問は、直接原価計算・総合原価計算・標準原価計算のどれかということになります。

今回はもちろん「標準原価計算」です。

120回に出題されてから、もう5回も出ていません。


標準原価計算と言えば、製造間接費の差異分析です。


固定予算と公式法変動予算の2つの方法の違いをしっかりと確認しておきましょう。

特に標準操業度の計算が分からない方は、大きな失点になりますよ。


標準原価計算は、採点箇所も少ないため一つのケアレスミスが

大きな失点になります。

ミスをしないように、確認をしながら問題を解答していきましょう。


これらはあくまでも予想です!
時間の許す限り、他の分野も学習するようにしてください。


☆試験前日の過ごし方はこちらを確認
http://ameblo.jp/bun206/entry-10055916548.html

☆試験当日の過ごし方はこちらを確認
http://ameblo.jp/bun206/entry-10055917456.html