こんにちは。ぶんです。


検定試験を受験した皆さん、お疲れ様でした。

おそらく解答速報などで自己採点などされた方は多かったと思いますが、

改めて123回の簿記検定試験について振り返ってみましょう。


第1問

1.商品仕入(為替手形の引受)

2.現金過不足

3.備品および消耗品の購入

4.有価証券の売却

5.売上返品、商品の自家消費(引出金)


※5の売上返品以外はモバイルラーニングで確認が出来た問題でした。

3の備品と消耗品費の区別、4の有価証券の取得原価のミスがなければ、

全問正解できた方も多かったのではないでしょうか。


第2問

当座預金出納帳の記入、買掛金明細表の作成、売掛金勘定の月末残高算定


※第3問目の資産表作成問題で買掛金・売掛金明細表などをしっかりと練習していれば解答できた問題です。

難しい論点もなく、仕訳ミスさえなければ解答できたと思います。

第3問

残高試算表


※取引の数、内容共に平易なため、20点以上点数を取られた方が多かったようです。


第4問

伝票会計(5伝票制)


※伝票が予想されていましたが、案外苦手な方が多いものです。

特に伝票については3伝票制を中心に勉強された方が多いようですが、5伝票制を間違いなく出来たか心配です。また、土地の取得に伴って支出した手数料は取得原価に含めるため、科目欄に「土地」を記載することになります。皆さん出来ましたか?


第5問

精算表(推定・逆進)


1.決算整理仕訳の推定から問題を解答し始めます。

勘定科目の貸倒引当金繰入~未収収益まで順次仕訳を考えますが、この間にないのは売上原価の算定仕訳です。

仕入431,000/繰越商品431,000

繰越商品416,000/仕入416,000

2.売掛金の決算整理仕訳はないため、B/S欄の207,000をそのまま残高T/B欄に移記します。

3.資本金は貸借対照表の借方合計2,945,000円と貸方合計1,445,000円の差額により1,500,000円が算定されます。

4.光熱費の決算整理仕訳はないため、残高T/B欄の142,000円をそのままP/Lに移記します。

5.損益計算書の借方合計3,862,000円と売上以外の貸方合計400,000円の差額により売上は3,462,000円となります。


推定問題の出題される試験の時はさほど難易度が上がりません。

当初は前回よりも合格率が落ちるのではと予想されていましたが、前回よりも合格率は上がる可能性があります。


前々回の第121回の合格率が最近では最高の56.5%となり、

前回の第122回の合格率が史上最低まで落ち込むのではと心配していましたが、

予想に反して41.2%とやや下がったものの高い合格率をキープしました。

今回の試験の様子を見る限り、今度こそ第124回の試験では難易度の高い問題が出題されると思います。


今回合格した方はおめでとうございます。

このまま一気に2月の2級受験を目指してください。


残念だった方は、あっという間に2月になります。

まだ、簿記の基本が理解されていない可能性があります。

お正月ですっかり簿記を忘れてしまう危険性が大きいですから、もう一度ゼロから頑張る気持ちで2月検定を目指しましょう!


ただ、頑張った方はせめて今週少し休んでメリハリをつけるのも方法です。


2月の第124回検定はすぐやってきますよ!