続きまして、直接原価計算です。
直接原価計算は総合、標準に続き生産データ、販売データをまとめるところからスタートします。
私は面倒でも上記のように仕掛品勘定、製品勘定を作成するようにしています。
ケース2は先入先出法の問題のため当月製造費用から月末仕掛品を算定し、貸借差額で完成品を計算します。
また、完成品から月末製品を算定し、貸借差額で売上原価を計算します。
みなさんに分かりやすいように
黒色は直接材料費
ピンクは変動加工費
プルーは固定加工費
全部原価計算は直接材料費、変動加工費、固定加工費3つを合計し計算します。
直接原価計算は直接材料費+変動加工費のみで売上原価を計算します。
固定費は当期投入(生産量)=当期総製造費用をそのまま固定費として計上します。
固定費調整および原価の固変分解もしっかり確認しておきましょう。
基本18
応用43、44、45
を解答してください。
1.貢献利益÷売上高=貢献利益率
※貢献利益率は常に一定です。
2.固定費の金額は常に一定です。
これを踏まえ問題を解いていきます。
損益分岐点とは営業利益0円のポイントです。
このときの売上高を算定する時は損益計算書をしたから上に見ていきます。
①営業利益0円
②固定費275,000円
③貢献利益は①+②=275,000円となります。
④貢献利益率は一定なのですから、③÷55%=500,000円となります。
損益分岐点の販売量を求めたいのであれば、④を単価で割れば算定できます。
目標営業利益の売上高を算定したいのであれば、①の0円を目標利益を入れて計算すれば方法は同じです。
基本19、20
応用46、47、48
これで全て終了です。
といっても基礎的な講義が終わっただけですから、後は試験に向かって過去問題を解いていきましょう!
そろそろ予想を発表しますので、もうしばらくお待ちください。