こんばんは。ぶんです。


今回の講義は標準原価計算でした。


標準原価計算の問題では次の3つのデータが必ずあります。

1.標準原価カード:製品1単位あたりの標準原価

2.生産データ:当月の実際生産データ

3.当月実際原価データ:2.生産データの当月投入に係る実際原価


問題を解くためにはまず生産データをまとめます。

P222 ケース3

標準1

総合原価計算同様に

直接材料費:始点投入は数量データ

上記以外はすべて換算量データ

を使用します。


当月投入換算量は貸借差額で算定!


では、直接材料費から見ていきましょう。

P227 ケース4
標準2


差異は当月投入(当月製造費用)量における標準原価と実際原価との差額です。
標準3
価格差異を先に計算するのは管理不能差異だからです。

昨今の原油高を考えてもらえれば理解できると思いますが、

工場内部の努力で価格を調整することは難しいのです。

したがって、価格差異をまずは算定し、次に管理可能差異である

数量差異を把握します。


では次に直接労務費を見てみましょう。

P231 ケース5
標準4
直接労務費は換算量で計算していきます。


標準5
差異分析は直接材料費同様に管理不能差異である

賃率差異を算定した後、管理可能差異である時間差異を算定します。

まずはここまで!