宮崎市内にある「平和の塔」。



これは
皇紀2600年の記念事業として、日名子実三という
建築家が設計した、神事に用いる御幣を象徴した高さ37mの塔で、
入口の青銅製扉には日本神話「神武東征」の一場 面、

その上の欄間には榊の透かし彫りに三種の神器が表現されていて、



礎石には、戦前の日本の領土だった中国各地やアジアから集められた
石も使われているのですが、









それぞれの石に、運ばれて来たところと運んだ部隊名などが
刻まれていて、中には中国の古い宮殿のものや、
上海市政府庁舎の門の石もあるそうです。

またこの塔には、「八紘一宇」の文字と、四方に武人を現す「荒御魂」、
商工人を現す「和御魂」、農耕人を現す「幸御魂」、漁人を現す
「奇御魂」の像が配置 されていて、









戦前は「八紘之基柱(あめつちのもとはしら)」と呼ばれていたそうですが、
戦後の占領統治時代に、その精神が戦争目的に利用されたとして
「八 紘一宇」の文字と「荒御魂像」が撤去されて、
ロッククライミングの練習場になったこともあったとのこと・・・。


その後この一帯が平和公園として整備されて、ここが東京オリンピックの
国内聖火リレーの起点の1つに選ばれた翌年の昭和40年に、
この塔も完全復元されたのだそうです。



戦前・戦後の時代背景によっていろいろあったようですが、
ここにこうして建っていることで、いろんなことを考える
キッカケになるのなら、それはそれで意味のあることでは
ないでしょうか・・・。

ちなみにこの塔の裏側から展望台に登ると遠く日向灘が望めますし、
階段前の広場中央にある六角の踏み石の上に立って手を打つと、
ビン!!
音譜と響きます^^

裏手には、昭和の香りがいっぱいの「はにわ園」もあるので、









そちらにも行ってみてねニコニコ


にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村